根澤千恵子 銅版画展(15・10・2)
根澤千恵子さんが銅版画を始めたのは、 今から13年前の2002年。
仕事や育児が落ち着いたことから自分の時間を楽しもうと、 60の手習いとして 佐久創造館や松本市美術館の講座を受講し、 技術を習得してきました。
銅版画の魅力は、道具を使って銅版を直接彫ったり 薬品で銅版を腐食させて色の濃淡を表現したりするなど、 様々な技法があるところだと話す根澤さん。
これまで自身が受講した講座の作品展の他、 小諸高原美術館の版画展「閃(せん)」にも毎年出展して 版画の腕を磨いてきました。
いつか個展を開きたいと、これまでの作品は 全て額に入れて大切に保管してきたと言います。
今回展示されている作品は、42点です。
そのうち4点が、 画家や版画家の公募団体、「春陽会」で入選した作品です。
こちらの「アルストロメリア」は、 一つの版を使って色を重ねていく、「一版多色刷り」の 作品です。
腐食作用のある薬品を使う「エッチング」という技法を使い、 赤と青の2色を重ねることで、 紫色の濃淡を表現しています。
また、「水」という作品では、 松ヤニを使う「アクアチント」という技法を採用。
黒のインク一色で明暗をつけ、魚や水草を繊細に描いています。
その他にも、 根澤さんがこれまで13年間に渡り制作してきた作品の数々が、 訪れた人たちの目を惹きつけています。
根澤千恵子 銅版画展は、10月4日(日)まで、 小諸高原美術館・白鳥映雪館の市民展示室で 開かれています。