日本板画院長野支部 第15回版画展(15・9・17)
日本板画院(にっぽんはんがいん)は、 昭和27年に結成された版画の公募団体です。 現在の会員はおよそ390人で、 毎年6月に東京都美術館で 「板院展(はんいんてん)」と題した展覧会を開いています。
このうち長野県在住の作家による「長野支部展」は、 2年に1度、県内3箇所で順番に開かれているものです。県内の人たちに版画の魅力を知ってもらうことを 目的としていて、 今年で15回目を迎えました。
6年ぶりの小諸での開催となった今回は、特別展示として、 日本板画院(にっぽんはんがいん)の発展に尽力した 3人の作家の作品を展示。
このうち小諸市在住で日本板画院本部の役員も務めていた 北原作穂(きたはら・さくほ)さんの作品「農夫」は、 しっかりとデッサンを取っているところや 色の活かし方が見事な作品です。
この他、会場には、 支部の会員たち24人の力作が2点ずつ飾られています。
こちらは、小諸市在住の高橋謙司(たかはし・けんじ)さんの作品 「浅間早春(あさまそうしゅん)」です。
水性の木版画のこの作品は、 色ごとに版を起こして色をつける「多色刷り」の技法を使い、 浅間山の姿を大きく捉えています。
また、同じく市内在住の糸川信弘(いとかわ・のぶひろ)さんも、 水性絵の具を使った多色刷りの版画を展示。
「ふる里の山河」という作品では、 川の水や光が色の濃淡で表現されています。
作品ごとの版や絵の具の種類の違いや 作家による個性の違いを楽しめるのも 今回の展覧会の見所の一つです。
日本板画院(にっぽんはんがいん)長野支部による版画展は、 23日(水)まで、小諸高原美術館・白鳥映雪館の 市民展示室で開かれています。