『谷英美さんの小諸金子みすゞ塾 (23.6.28)』

           
        Posted on 2023年 7月 14日      
     
       
全国各地で朗読指導を行う 女優の谷英美さんによる 小諸金子みすゞ塾が、26日(水)に市民交流センターで 初の対面開催として行われました。
小諸金子みすゞ塾は、金子みすゞの詩を読みながら、 詩に込められた思いや時代背景などを学び、 朗読技術の向上を図ろうと開かれているものです。   ボランティアグループ「朗読『わ』の会」の代表 清水礼子さんが主催。 この日は「朗読『わ』の会」のメンバーを中心に、 11人が参加しました。
塾長である、女優の谷英美さんは、 全国各地で金子みすゞの生涯を描いた1人芝居を行っています。   小諸金子みすゞ塾はこれまで月に一度 荒町のコワーキングスペース「合間」に集まり、 オンラインで谷さんの講義を受けていましたが、 この日は谷さんを小諸に招いて、初の対面開催に。 そのため、対面ならではの講義内容となりました。
前半に行ったのは、 “架空の世界を表現するために、 どうやってその世界に入り込めばいいのか?”を 体感するレッスンです。
1つ目は、「空っぽ」というエチュード。 作品の世界に没頭するために、 まず自身の頭の中を無の状態にします。 参加者らはリラックスできるポーズになり、 目をつむって呼吸をすることで無の状態を目指しました。
次に行ったのは、「ウォーク」というエチュード。 「空っぽ」の状態をキープしたまま歩き、 歩くことに集中することでさらに雑念を消していきます。 詩を口ずさみながら、頭を無の状態でゆっくりと歩く動作に、 参加者の多くが苦戦している様子でした。
頭の中をしっかり無の状態にしたところで、 いよいよ朗読に入ります。 題材に選ばれた『美しい町』という詩は、 美しい情景を思い浮かべていたら、 それは実は本の挿絵だったと思い出すという内容です。
後半は、 みすゞの生まれ故郷の景勝地8か所をモデルにした 3編の詩から1人1つ選び、朗読しました。
今回は、辛島綺羅里キャスターも一緒にみすゞ塾に参加し、 朗読に挑戦しています。
全身を使って詩の世界に没入するという 初めての体験をした参加者たち。 新たなアプローチから、金子みすゞの詩と朗読の学びを より深めた勉強会となったようです。
メンバー 「久しぶりに先生にお会いして、 下手なんですがちょっと褒められたことが嬉しかったです。」
メンバー 「みすゞの…本当に生涯からいろんな背景をですね、 いろいろ教えていただいて、 そのうえで詩を朗読する素晴らしい会だなと思いました。 詩の奥行きの深さも背景も いろいろ感じながら読ませていただいています。」
清水さん 「間違えないように、 上手に読もうっていうふうに思ってるんだけど、 先生に「イメージをして」っていうふうに教えていただいて、 その自分を空っぽにしてそのイメージを入れて読む っていうのが難しいなぁと思いました。 皆さんと「難しいね」とか 「上手くいかないね」とか言いながら、 こう話しながら読めたのも楽しかったですし、 先生にはいつもオンラインで教えていただいてるんですが、 直接来ていただいて、お話をお聞きできたっていうのが 本当に楽しかったです。」   谷さん 「清水さんの方から 「オンラインではできないこと、 対面だからこそできることをやってほしい」 というリクエストをいただいたので、 『空っぽ』と『ウォーク』という エチュードをやらせてもらいました。 時空を変えてみるっていうことに適した詩というのが そんなにたくさんあるわけじゃないので、 そんな観点から『美しい町』という詩を選び、 また、このクラスの有志の方たちが 10月にみすゞの生まれ故郷の山口県長門市仙崎と、 命を絶った下関、フィールドワークで 旅をなさるっていうことなので、 その事前学習になるような学習をしたいということなんで、 豆知識でそういうお勉強をして、 みすゞの今日は生まれ故郷の8編のうちから3つ選んでみました。 やっぱり対面でしか伝わらない、 お互い伝い合えないことって大きいなぁって感じました。 去年小諸での講演でもお話しをさせていただいた 「金子みすゞについての本当のこと」 っていうのがあって、その私の研究を本にしたいと。 まだね、企画が通るか通らないか わからない段階なんですけれども、 もし本にできた暁には、 市立小諸図書館にも置いていただけたらと思うし、 小諸の皆さんにも ぜひ買っていただけたらなぁと思っています。 よろしくお願いします。」
     
   
 
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