『芦原新校仮設校舎建設にかかる予算案市議会に提出へ (25.11.21)』
令和10年に開校を予定している
小中一貫、施設一体型の義務教育学校芦原新校。
一度9月議会で否決されていた
建設工事中に、
芦原中学校全生徒が収容可能な仮設校舎建設に関する
予算案が
あす28日に開会する小諸市議会12月定例会に
提出されます。
芦原新校工事中の生徒たちの仮設校舎については
市議会6月定例会で一部仮設校舎の建設予算案が可決。
その後、騒音・振動対策や工期の短縮を図る目的で、
全生徒が収容可能な仮設校舎の建設に関する予算案が
9月定例会に提出されました。
しかし、一度6月議会で可決していた経緯や
当初予定していた額よりも1億9千万円の増額などを理由に
賛成少数で否決されています。
これを受け、芦原中学校PTAでは
生徒たちの安心安全を第一に考え、
全生徒収容可能な仮設校舎の建設を求める
署名活動を開始。
オンラインも含めて14日までに集まった
2千481人の署名を、市長、議長、教育長に提出し、
再度の予算化と審議について請願を提出していました。
これを受け市は12月定例会に
再度、1億9千万円を増額し、全部仮設校舎とする
一般会計補正予算案を
債務負担行為で提出することを決めました。
「署名の数もさることながら、
子どもたちに一番近いところにいる保護者のみなさん、
また教職員のみなさんから構成されるPTAが
組織立って取り組んだというところに
大きな意味があり大変重く受け止めるものであります。
本案は9月定例会で否決されたものでありますが、
改めて当事者となる皆さんの思いや願いが確認できましたので、
一般会計補正予算案第6号として
再度全部仮設校舎にかかる債務負担行為の限度額の増額を提案するものでございます。」
なお、仮設校舎建設に関して、
当初「一部仮設校舎」の予算案を提出していたものを
「全部仮設校舎」の予算案に変更した経緯について、
市教育委員会はこのように説明しました。
教育次長
「ご案内の通り6月議会で仮設校舎の賃貸借行為にともなう
補正予算を提出してお認めいただいたということでございます。
これは一部仮設ということでございますが、
その段階でわれわれも本来であれば
我々も工事期間中の子どもたちの学習環境を考えれば
騒音や振動等の影響を最大限配慮すると全部仮設がいいということは
ある程度想定はしておりました。
ただこれも全て前々から進んできた中で
全体事業費を35億円に収まるようにという形で
この間もずっと設計者との協議も踏まえて
コンサルも入れて調整したところでございます。
そういった形で35億円という限られた事業費の中で
優先順位をつけて設計の方に反映させていくと
仮設校舎は全部にすると35億円を
オーバーしてしまうということがございましたので、
6月の時点では最小限の一部仮設という選択をとり、
一部としても子どもたちの学習環境に防音壁をつくって
最大限の防音対策をした上で施工していくという考えでいたところでございます。
ただ基本設計が8月末に上がってきた中で
設計者とすれば、防音対策は入れてはいるけれども
そうは言っても隣で工事をやっている中で
別棟のところに仮設校舎を作るということになれば、
まちがいなく騒音は仮設の方が多いということも踏まえて
設計者からは35億円という制約が少しでも緩和、条件が認められるのであれば、
全部仮設という提案を認めてもらいたいという提案を8月末にいただいた。
その後、市長部局とも協議を重ねて金額のことよりも
子どもたちの学習環境というところを最大限優先させなければならない
という結論に至りまして、9月議会で全部仮設の提案を
させていただいたという経過でございます。」
市長は今回の件について改めてこのように言及しています。
「最初から全部仮設にできればよかったのですが、
事情もある中で署名に主に動いていただいたみなさん、
署名活動に賛同していただいたみなさんには申し訳ないかなとは思います。
学校教育に関わる部分、再編に関わるハード面の要となる部分、
多くのみなさんに関心を持ってもらう部分に関しては
よかったというのは語弊がありますが、
関心を持っていただいたという部分では
一定の評価はあるのかなと思います。
ただやっぱり予算の制約がある中で
多くの皆さんを巻き込んでしまったことについては
反省しなければならないと思っています。」
この予算案はあす28日開会の
市議会12月定例会に提出され、
即決の審議として初日に採決が諮られます。