『小諸みすゞ塾朗読発表会(26.1.28)』

           
        Posted on 2026年 2月 4日      
     
       

全国各地で金子みすゞの詩の朗読指導を行う

俳優の谷英美さんに学ぶ小諸みすゞ塾が、

1月28日(水)に新町区公民館で

朗読発表会を開きました。

 

発表会には市内外からおよそ50人が訪れました。


小諸みすゞ塾は、金子みすゞの詩を読みながら、

詩に込められた思いや時代背景などを学び、

朗読技術の向上を図ろうと開かれているものです。

 

ボランティアグループ「朗読『わ』の会」の

清水礼子さんが主催し2022年から開催。

全国各地で金子みすゞの生涯を描いたひとり芝居や

朗読の指導を行っている俳優の谷英美さんが塾長を務め、

市民など13人が毎月主にリモートで朗読を学んでいます。


朗読発表会は塾生の発表の機会として今回初めて開催。

前半は、塾生のうち11人が

順番に金子みすゞの詩を3編ずつ朗読しました。


詩に自身の解釈を乗せながら思いを込めて朗読する塾生たち。

これまでの練習の成果を披露する貴重な機会となったようです。

 

塾生の発表の後は谷さんの文学講座も開催。

谷さんは句読点をほとんど使わない谷川俊太郎と

句読点を多用する金子みすゞの作品を対比し、

「詩の中に用いられる句読点やダッシュ、リーダーは

作者の表現方法であり、思いが込められている。」

などと説明。

詩を読み、朗読する際に大切なポイントなどを解説しました。

また、金子みすゞの作品をひとり芝居風に朗読する場面も。


金子みすゞの伝記の執筆にも取り組んでいる谷さん。

これまでの調査・研究などから、

みすゞの生き様についても自身の考えを述べていました。


最後には塾生を始め、会場の全員で

金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」を朗読。


参加した人たちにとっては、

みすゞの生涯と詩の世界を深く知る機会となったようです。


清水さん

「こんなにたくさんの方が来てくださると思わなかったので、

とても感激しております。

同じ詩でもこんなに違うんだなと思うことがたくさんあって、

それはその方が感じていることとか

その方の表現が違っているんだなということをとても新鮮に思います。

それは谷先生のご指導ということだと思うんですけど、

谷先生がそれぞれの感じ方やそれぞれの表現をとても大事にしてくださるということだと思っています。

金子みすゞのファンの方もいっぱいいらっしゃいますし、

きょうお話を聞いて金子みすゞの本当の真実を伝えたいと思っている谷先生の情熱に

きっと皆さん触れていただけたと思いますので、ぜひ一緒に勉強してみたい、

一緒に話してみたいという方はお待ちしておりますので、

また一緒にやっていけたらと思っています。」

 

谷さん

「まさかこんな日が迎えられると思っていなかったので感激と感謝でいっぱいです。

金子みすゞの一般的になっているイメージと実は違うんじゃないかという金子みすゞ像を知ることで

詩の読みなり見方なりが変わっていくと思うので、

詩の言葉の奥にあることをお伝えしていくことで

みなさんの読みがブラッシュアップしていったらいいなと思っています。

(谷さんの講演が9月に予定されているようですが)

講演名を「何の話ですか?今度は養蚕の話です」というタイトルにする予定なんですけど、

聞けば小諸も糸のまち・こもろというNPOがあったりしてすごく養蚕が盛んだったそうで、

金子みすゞも通っていた女学校に養蚕の授業があったんですよ。

蚕や桑の詩、繭の詩も多いのでそんな詩も取り入れながら

小諸の皆さんにとって親しみをもっていただけるような講演にできたらと思っています。

ぜひみなさんいらしてください。ありがとうございます。」

     
   
 
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