『宇坪入棚田再生プロジェクト始動(23.2.21)』

           
        Posted on 2023年 3月 9日      
     
       
菱野区にある宇坪入棚田を、 美しい棚田に生まれ変わらせようと、 市内の農家がプロジェクトを立ち上げ、 クラウドファンディングを行うことになりました。 先月21日()、市役所で記者会見が開かれました。
市内菱野区にある宇坪入の棚田。 平安時代には朝廷の牧場として活用されるなど、 古くから豊富な湧き水に恵まれている土地です。
戦国時代には棚田が築かれ、 近年では「日本の棚田百選」にも選ばれるほどの 美しい田園風景が広がっていました。
しかし現在では、耕作放棄によって土地が荒廃。 周辺の森との境界線が曖昧になることで 動物が山を下りて人を襲ったり、土石流が起きたりと、 景観以上の問題が発生してしまいます。
こうした問題を解決しようと、 今回、市内農家の清水博人さんが、 「宇坪入棚田再生プロジェクト」を始動。 この日、菱野区で農業を営む、 支援者の土屋政紀さんとともに 記者会見を行いました。
清水さんは、7年前、東京の化粧品メーカーを退職し、 農業の道に進もうと小諸にUターン。 現在はToes companyという屋号で独立し 専業農家として有機栽培で米作りに取り組んでいます。
農業を通して、日々地域の人が支えてくれることを 実感したという清水さん。 なにか恩返しがしたいと考えた時に、 SNSで土屋さんのある投稿を見たといいます。
「(土屋さんが)FaceBookで呟いていらっしゃったんですね。 それが『菱野区に棚田百選というきれいな田んぼのエリアがある。 でも荒廃してしまって難しいな・・・』 というようなそんな内容で呟いていて。 これは、今までいただいたご恩を お返しすることにならないかなと思ったのが、 きっかけで棚田百選の田んぼを開懇しようと思いました。」
このプロジェクトでは、 清水さんがおよそ700平方メートルを目標に棚田を開墾。 かつての美しい田園風景の復活を目指します。 また精力的に活動を行うため、クラウドファンディングで 全国的に支援を呼びかけるとしています。
清水さんは、クラウドファンディングの目的について、 多くの人に地域の課題を知ってもらいたいからだと話します。
「なぜクラウドファンディングをやるかというと、 一番は知ってもらいたいということです。 これから私がやる作業をYoutubeで 動画を作って情報発信をしていこうと思っています。 簡単な動画なんですが 情報発信を全国、世界にすることで、 少しでも地域が抱えている課題に触れられる状態に 出来たらいいなと思っております。」
目標金額は200万円。 支援者にはお礼として、菱野温泉のサウナ入浴券や、 開墾してできた米を贈る予定です。
同じく会見に出席した土屋さんは、 プロジェクトへの賛同を呼びかけました。
「清水くんはうちの地区の荒れた田んぼを、 年とって出来なくなった病気で 出来なくなったという人のところを、 一枚ずつ借りて作ってくれているんですね。 所有者はそれぞれですけど、 やはり地区の人にしてみると、 村の田んぼなんですよね、『自分たちの田んぼ』。 やはり表面的な所有者はそれぞれかもしれないけど、 地べたの方は共有だって意識があるので、 なんとかしたいなという思いはもっているかと思います。 これを契機に、若い人に限らず 田舎の暮らしに思いを寄せてくれる人が増えて、 人と人との交流が増えてくれるといいなと思っています。」   今月下旬から棚田の開墾を始める清水さん。 将来的には、 学生や市外から来た人に向けた栽培体験を企画するなど、 人が集まる場を作りたいとしています。
     
   
 
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