『和田区 文化講演会(23.6.18)』
この講演会は区の公民館事業として行われ、 区民らが10人ほど集まりました。
この日は、藤村記念館の元館長で 和田区在住の新井良男さんを講師に迎えました。
これまで明治の悩める3大文豪として、 夏目漱石、森鴎外と講演を行ってきた新井さん。 第3弾は小諸ゆかりの文豪・島崎藤村をテーマに、 「ああ、自分のようなものでもどうかして生きたい」 という題目で講演を行いました。
最初に、 日本テレビの「きょうは何の日」という番組で 放送された島崎藤村特集を映し、 藤村の生涯の概要を説明。
そのあと、新井さんが用意した資料を用いながら 己の血筋への葛藤と、恋愛への憧れに翻弄された 藤村の生涯について語りました。 また、小諸で書きあげた小説「破戒」についてはー。 「実に、『破戒』では小諸での生活の結晶であると共に、 三人の子どもの命と引き換えにしたとも言える、 宿命の作品であります。 それだけ藤村は、この作品に命を懸けたのだと思います。」
藤村の波瀾万丈な人生に、 参加者は興味津々な様子で耳を傾けていました。 参加した区民 「つい最近も、島崎藤村が一時期住んでいたという 中棚温泉のすぐ上のところに行ったばかりで、 今日のお話はまた藤村のことについて聞けるということで、 非常に楽しみにしておりました。 お話も本当に初めて聞くというか、 まぁ勉強不足もあるんですけれども、 藤村の人間としての一面というか、 いろんなお話が聞けて本当に良かったです。」 「藤村の館長をやられた方でありました。 藤村文学を深く研究されている先生。 講演会をやるにもいろいろやり方についても、 当初の形態と変わってだんだん苦心されて、 いろいろ方法も変わってきたわけですけれども、 今日は非常にそういう面で やり方も多岐にわたって 比較的わかりやすい方法で 大変良かったんじゃないかなという風に思います。 こういうことで区民が また藤村文学に一層興味を持っていただければいいかなぁと」
和田区では今後も区民の生涯学習のため、 様々な公民館事業を行っていくということです。