『令和7年度 小諸市防災士研修会(26.2.14)』
小諸市では、災害時の対応などについて
専門的な知識を持つ「防災士」の資格を
およそ130人が取得しています。
2月14日には、
防災士と地域の連携強化を目的とした
研修会が市役所で開かれました。
この日は、市内の防災士を始め、
各区の役員などおよそ50人が参加しました。
「防災士」とは、日本防災士機構が認定するものです。
社会において防災力を高める活動が期待されることから
一定の知識や技能を修得する必要があります。
防災や災害時の対応などについて
講座を受けた後、試験に合格し、
加えて、救急救命講習の修了証を取得することで
防災士認証登録を行うことができます。
小諸市では、地域の防災力の強化につなげようと、
個人で資格取得を目指す人に対し、
講座の受講料、教材費、試験の受験料、
そして認証の登録料を補助。
資格修得後もこうした研修会を通して
技術向上のサポートを行っています。
研修会では、
まず「地域の防災力をアップしよう」と題して、
長野県危機管理課による出前講座が行われました。
ゲーム形式の防災教育教材
「クロスロード」を使って行われたこの日の講座。
参加した人たちは、事前に用意された質問に対して
「イエス」か「ノー」で自身の考えを示し、
その理由について参加者同士で意見交換を行いました。
その後、「防災士の役割・連携」をテーマに
一ツ谷区防災士会の柏木俊介さんによる
事例発表が行われました。
一ツ谷区防災士会では、
自治会における災害対応力向上を目的に
「避難所開設マニュアル」の作成を進めています。
「避難所開設マニュアル」は、
小諸市で作成している
「避難所開設・運営マニュアル」を補完する形で
さらに詳しく災害時の対応を記したものです。
「一ツ谷区防災士会」では、
去年、このマニュアルを活用して、
市内の防災士や一ツ谷区民を対象に
3度の「避難所開設訓練」を実施。
柏木さんは、訓練を行って明らかになった課題として
マニュアルの読みづらさや分かりづらさを一番に挙げた上で、
「今後は、マニュアルの改良を重ねていきながら
一ツ谷区のみならず、他の区でも実践していただき、
いざという時に区同士の「共助」体制を構築していきたい」と述べました。
ゲームや発表を通して災害時、
そして平常時からの「連携の大切さ」を学んだ
各区の役員と防災士たち。
地域防災について改めて考えるよい機会になったようです。
参加者
「いろんな意見を聞くことによって、
防災に関しての考え方というのがまたより一層自分の中にも吸収されますし、
今私は区長という立場ですけれども、活かしていければいいと思っています。
とりあえず、防災マップがここ近年更新されていないということが
区長になって分かりましたので、
ことしは何が何でも防災マップの更新をして、
地域住民の一人暮らしのお年寄りだとか寝たきりの方がいるとか、
介護が必要な方がいるとかという情報をはっきりとした中で、
いざ災害が起きたときに慌てないような形で
情報を共有できるように体制を整えたいと思います。」
「自分の浅知恵みたいなのもあったんですけれども、
本当のところを聞いてみると実情も
いろいろ変化していると感じましたし、
今のゲームにしても判断が難しい部分が必ず出てくると思うんですけれども、
そういったところでの対応を今後も地域の中でみんなと話し合いながら、
地域の実情に合わせた対応を図っていければなと思いました。」