『二十五菩薩来迎会 面出し祭典(15.3.29)』

           
        Posted on 2015年 4月 2日      
     
       

29日(土)、平原区の公民館では、

市の重要無形文化財にも指定されている、

二十五菩薩来迎会の面出し祭典が行われました。

平原区に伝わる二十五菩薩来迎会は、

阿弥陀如来はじめ25の菩薩が

娑婆の世界に降りて死者を救い、

極楽浄土へ導く様子を舞と念仏で表しているものです。

時宗の開祖である一遍上人の踊り念仏が起源だと

言われています。

この来迎会に使われる面の中には

鎌倉時代から室町時代初期の作品が残っており、

美術的にも大変貴重です。

平原区の来迎会では、後継者不足などを理由に、

もう何年も菩薩と面の前で和讃を唱えるのみとしてきましたが、

地域の伝統を後世に継承していこうと

去年から舞の一部の披露を再開しました。

今年披露された舞は、「行者の救い上げ」です。

これは、娑婆の世界の行者が

菩薩の来迎を受けて浄土に昇る様子を表現したものです。

ゆったりと体をくねらせる舞は平原区に伝わる独自のもので、

菩薩が天下るさまを現しています。

舞手はかつて、未婚の男子が務めていましたが、

現在は人出不足のため、区の中学生や高校生の男子の他、

二十五菩薩来迎会保存会のメンバーも参加しています。

会場を訪れた人たちは、

鎌倉時代からおよそ700年の歴史を持つ独特の雰囲気や

伝統の舞に、すっかり引き込まれた様子でした。

     
   
 
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