『この夏医師がイタリアンバール開業へ(24.5.5)』
高桑雅弘さん。現在28歳です。 石川県金沢市出身で、 北海道大学医学部を卒業後、 去年4月小諸市に移住。
3月までは 浅間南麓こもろ医療センターで 研修医として勤務していました。 春からは、 医療法人社団オレンジの医師として独立し、 在宅医療の場で活躍しています。
小諸の地へ移住を決めた経緯 「佐久総合病院っていう病院があって、 そこにすごい憧れがあったんですよ。 元々地域医療っていう分野で 日本でも最先端いってた所なんですけど。 佐久総合病院に就職をしたかったんですけど ちょっと上手くいかなくて、 こもろ医療センターに 就職できることになったっていうのと、 同時に佐久総合病院がある佐久地域に ずっと興味があったので、 東信のできれば 佐久に近いエリアで 初期研修ができる場所っていうので、 小諸にお世話になることになった という経緯です。」
目指す医療のカタチ 「病院の中じゃなくって、 実際にその人が生活している所とか 暮らしの動線の中で その人と関わる っていうことをやってみたくって。 その憧れがあったところに ちょうど今所属している法人に 行けることになったので。 今やっていることっていうのは 医者としてもやりたかったことだし、 このお店にも通じることなんですけど、 〝もっと人の生活を見たい〟 っていうことをずっと考えているので。」
高桑さんは大学5年生の秋に休学し イタリアで料理を学んだ経験もあります。 医師の生活の傍らで、 この夏、市内大手に イタリアンやコーヒーを中心に 提供する飲食店を 開業することになりました。
料理への思い 「医者で料理っていうと、 「健康な食べ物を作る」とか 「何食べれば元気、 病気にならないでいられるんですか」 っていうお話になりやすいんですけど、 正直僕は〝食べたいものが食べられる〟とか 〝美味しいものが食べられる〟とか そういう単純なところが 大事だなと思っています。 あとは料理っていう点で言うと 興味があるのは、 自分がイタリアに料理をしに 行っていたこともあるので、 地中海食っていう分野を学びたく って行っていたので、 これからやっていく料理は 地中海食っていうところも考えながら 提供していきたいなと考えています。」
お店を開業するに至った理由 「元々お店を持っている人に憧れがあって、 それはすごい昔からの夢ですね。 幼稚園とかそういうレベルからなんですけれど。 お医者さんになれて、 〝より人が暮らしの中で 良く生きて良く亡くなっていく〟 っていうところまでを どうやったらお手伝いできるのかなぁ って考えたときに、 病院の中ではそれは できないなと思ったんですよね。 じゃあ先ほどもちょっとお話に出した 〝暮らし〟のところを見たいなと。 じゃあその暮らしの中の 自分がやれるパートってなんだろう。 これはまず医者的にも考えた結果、 僕は食事の場が好きで、 店をやりたいって昔から思っていて、 飲食店っていうのは 人の暮らしの通り道に成り得る場所で。 じゃあ飲食の場を持って医者として 〝暮らしを見る〟っていうことを やれるんじゃないかとっていうことで 今は飲食店をやろうっていうふうになります。」
小諸に店を開く理由 「このお店の場所も紹介いただいて 決まったっていうようなところもあるんです。 やっぱり人との関わりの中で話が前に進んでいって。 あとは、小諸のまちが直感的に 「なんかいいな」って思った。 人口だったりとか、今の人の動き、 いろんな移住の人も たくさんいらっしゃったりとか、 新しいお店ができたりとかもありますし、 そういうのがこれからも 楽しくなりそうなまちだなとは思って、 「小諸でまずはやってみるか」っていう。 一つ目何かをやるなら この場所でやってみるかと思って 今小諸でやろうとしています。」
現在は、同じ医療関係の仲間らと共に、 空き店舗のリノベーション作業や、 お店の構想の ブラッシュアップを進めています。 店名は、地域の人や モノ・情報が集まる場所にしたい という思いを込め、 「コゾリテ」と名付けました。
どんなお店にしたいか 「店の業態としては 『イタリアンバール』 っていう業態ですね。 簡単に言うとコーヒーショップ。 イタリアの文化で 『バール』っていうのがあって、 1日の朝から昼もやっていたり、 夜まで営業していて、 それぞれで少しずつ 顔を変えるようなお店なんですよね。 でも一貫してエスプレッソとか カプチーノとかカフェラテとか コーヒードリンクが飲めて。 夜になるとお酒の提供もあったりとか、 朝は朝食の提供もあったりとか。 そういうお店を今やろうとしています。」
店名に込めた思い 「『もろびとこぞりて』って クリスマスソングかな? 聞いたことある方も いらっしゃるかなと思うんですけど、 「集まって」って意味なんですよね、 「コゾリテ」っていうのは。 『モロビトコゾリテ』っていうのが、 その「モロビト」っていうのが 「諸々の人」っていう意味で 「誰でもみんな」 っていう意味なんですけど。 誰でもが集まって来れる場所 っていうのを作りたいなと思いました。 あとは、その「モロビト」 っていうのが 「小諸」の「諸」と同じなんですよね。 だから、小諸の人が集まってみたいな意味での 『モロビトコゾリテ』 …『コモロビトコゾリテ』 みたいなことをダジャレですけど なんかしっくりきたので、 じゃあもうこれは『コゾリテ』だな っていうふうに決めました。」
この夏のオープンに向けて、 医療系の国家資格を持っている人、 福祉の現場経験がある人、 飲食の場が好きな人など、 立ち上げに協力してくれる仲間を募集中。 〝医療〟と〝食〟に 深く関わってきた高桑さんが、 〝誰かの生活の一部になる場所〟、 そんなお店を作ります。
仲間募集のPR 「「もっと人の近くで人と関わりたい」とか、 なんなら 役職「医者です」「看護師です」 とかそういう肩書きを超えて、 でも人と関わって 〝人がもっと良く生きていく〟 とか 〝健康に生きていってもらう〟 っていうことをやりたい。 そういう「誰かのためになりたい」 っていうベースの思いは、 誰しも医療を目指した人は あると僕は思っているので。 今病院とか施設の中では 叶えられていない 自分の願いみたいなものを 実現できる場所が 実は飲食店かもしれないですよ っていうのは やっぱりずっとこれからも 言い続けたいですし、 一緒に働いてみて カウンターの内側に立ってみたときに できる関わりっていうのは きっとそういう施設の中では 得られないものがあると僕は信じています。」
オープンまでの展望 「これからお店の作る方なんですけれど、 できるだけいろんな方々に 関わってもらって、 「自分はこの壁を塗ったんだ」 とか 「自分はここの釘を打ったんだ」 ぐらいのちっちゃいことまで ちょっと関わって作った店 っていうのを やってみたいんですよね。 なので、これから 日曜日は基本的に お店で何かしらをしていくので、 遊びに覗いていただいて もし興味があれば 一緒に何かできたら うれしいなと思います。」