第4回信州小諸城下町フェスタ (15.9.18)

           
        Posted on 2015年 10月 6日      
     
       

「信州小諸城下町フェスタ」は、北国街道や大手門周辺にある歴史建築の公共施設や、町屋、それに商家などを期間限定で一般開放し、ギャラリーとして復活させようというものです。

4年目の開催となった今年は、市内13の町屋や蔵などが会場となり、近隣地域などで活躍する作家たちの作品などが展示されている他、日替わりのランチカフェや旧家の公開も行われています。

そのうち、小諸宿本陣主屋では、市内在住の中澤節子さんによる、古布で作った振袖などの展示が行われています。

日本の古い布地のデザイン性や材質の素晴らしさを振袖の形で後世に残そうと活動している、中澤さん。

今回は、中澤さんがこれまでに仕立てた振袖300枚の中から、「バラ」と「菊」の柄の作品と、昔の人たちが家族のために織った「内織」の作品、合わせておよそ30点が展示されました。

何枚もの布を組み合わせ、色鮮やかによみがえった振袖の数々が、訪れた人たちの目を楽しませています。


その他にも、本陣主屋には、小諸市出身で、現在は千葉県船橋市在住の作家、高野聖子(こうの・せいこ)さんによる桐彫人形展や、

小諸市在住の作家、土屋和栄さんによる球体関節人形なども展示されています。

北国街道沿いにある「旧小諸宿脇本陣」には、小諸の美をたのしむ「こもろび」と題して、伝統空間とアートのコラボレーションによる展示が行われています。

運営の中心となっているのは、千葉大学や東京芸術大学など、都内5つの大学の学生たち。会場には、

若者の視点で作られたアート作品が展示されています。期間中は、ゼミの研究テーマとして、「旧脇本陣」の活用提案をまとめた、千葉大学建築学科の学生たちによる、建物内の案内も予定さています。

その他にも、たくさんの作家たちの作品が、13の町屋や蔵に展示され、城下町の町並みを巡りながら、芸術に触れることができるこの城下町フェスタ。

明日22日には北国街道沿いの旧家が3軒公開されます。みなさんぜひ足をお運びください。

     
   
 
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