個展開催中の小諸出身画家・牧野伸英さん 水明小学校6年生に向けてワークショップ開催(15・9・28)
この日は水明小学校の6年生およそ60人が 小諸高原美術館・白鳥映雪館に訪れ、はじめに牧野さんの作品を観賞しました。
現在、小諸高原美術館・白鳥映雪館で個展を開いている 小諸市出身の牧野伸英(まきの・のぶひで)さんは、 明治31年に設立された日本画の団体、 「日本美術院」の特待として活躍する日本画家です。
牧野さんのこれまでの活動を市民に知ってもらおうと 市内で初めて企画された今回の展覧会では、 日本美術院展の入選作品など34点の作品が 展示されています。
今回のワークショップはこの機会に、 地元の子どもたちに絵画の世界にふれてもらいたいという 牧野さんの思いから実現しました。
作品を観賞した後、子どもたちは市民展示室に移動し、 牧野さんから日本画の特徴や歴史について 説明を受けました。
日本画家として活躍するかたわら、 20年以上小学校で美術教育に携わってきたという牧野さん。 この日も気さくな語り口で、 あっというまに子どもたちの心をつかんでいるようでした。
また、牧野さんは、 日本画で使用する岩絵具の特徴についても、 実際に使ってみせながら紹介していきました。何人かの子どもたちは実際に日本画の絵具を使い 色紙に絵を描く作業にも挑戦。 子どもたちは、普段中々触れることのない 日本画の世界に夢中になっているようでした。