『KoMoro-Mori-More2025 作家と市民との交流会 (25.6.22)』
20212021年から毎年行われている、
小諸市内の森やまちなかでアート作品を
制作・展示するプロジェクト
「コモロ・モリ・モア」。
プロジェクトのメンバーである
アーティスト10人が、
ことしも小諸市内に滞在し、
創作活動を行います。
これを前に、作家と市民との交流会が、
6月22日(日)、
まちタネLABOで開かれました。
「コモロ・モリ・モア」は、
美大の卒業生など
20代の若者を中心に構成されたアーティスト団体です。
この団体は、2021年から毎年、
小諸市内の中心市街地や
八満にある「サロン・ド・ヴェール」で
アート展示を開催してきました。
「コモロ・モリ・モア」のメンバーは、
毎年このプロジェクトのために
小諸市内に1か月程度滞在し、
地域交流や地域資源の研究を通じて
作品制作に取り組みます。
この日は、ことしプロジェクトに参加する
アーティスト10人と
作品制作に協力する
市民6人が集まり、
プロジェクトに関わっている
こもろ観光局の主催のもと
交流会が開かれました。
コモロ・モリ・モアが
一通り活動を紹介した後、
市民らがそれぞれ自己紹介を行いました。
今回集まったメンバーは、
まちづくりや文化財研究に励む市民に、
老舗経営者、移住者と積極的に交流する農家など、
小諸愛が強く、
人とのふれあいを
大切にしている人たちばかりです。
最後はそれぞれ思い思いに会話を楽しむ場面も。
「コモロ・モリ・モア」のメンバーは、
これから1か月近く
遠方から通ったり、
まちタネLABO傍の古民家に滞在したりしながら
作品を制作し、
7月3日(日)から31日(日)まで
市内で作品展示を行う予定です。
アーティスト2人組
「去年出展されていた方がいて、
その方と知り合う形になって、
それで声を掛けてもらって、
それで私が「一緒にやろう」というふうに
声を掛けて出展することになりました。
今2人諏訪市に住んでいて、
レジデンスは結構車で通うという形になるんですけど、
車というテーマを考えたときに、
小諸に住む人とか、小諸に行き来する人とか、
小諸に来たり出入りしたりする人のことを想像しながら
作品を作りたいって考えていて。
そういう同じようなテーマで、
大森さんはスパッタリング
っていう技法で布を使ったり、
私は木版リトグラフ
っていう技法を使うんですけど、
それは紙に刷ったりして、
お互い違った形で同じテーマで
作品を展示できたらいいな
というのを考えています。」
「まだ小諸のことを知っていく最中というか
まだ途中なので、
それでこういう交流会という機会をいただけて、
すごく小諸の歴史とか地形についてとか、
実際に代々住んでいる方から
話を聞けるという機会があって、
すごく制作にもそれが生かせればいいな
という気持ちでいます。」
「私は元々上田市に住んでいて、
結構小諸にも来る機会があったんですけれども、
きょうの交流会で聞いたことは本当に、
ただ歩いたり通り過ぎたりするだけでは
わからないことだから、
そういうところも制作に生かしていけたらいいな
と思っております。」
男性アーティスト
「僕コモロ・モリ・モア初参加になるんですけど、
ちょっと交流会始まったばっかりなので
まだあまりイメージはついていないんですけど、
元々ある作品をこちらに持って来て、
地域を変えて見え方が
変わるようなことをしたいなと思っていたので。
結構小諸の風景とか見て
「いいな」と思う場所とかもあったんですけど。
この後よりいい場所であったりとか
材料とかもより自分が今作っている作品を
バージョンアップできるようなことを
聞けたらなとは思っています。」