『2014人権フォーラムinこもろ(14.12.7)』
7日(日)、今年で15回目となる人権フォーラムが開かれました。
この日会場となった文化センターホールには、
およそ500人の市民が集まりました。
この催しは、市と市内27の団体からなる
「人権を考える小諸市民集会実行委員会」の主催で
2年に一度開かれているものです。
市民全体が人権についての理解を深め、
差別のない社会を実現することを目的としています。
今年は市制60周年を記念して
初めて合唱劇「カネト」の上演も行われました。
この合唱劇は、JR飯田線の前身、
「三信(さんしん)鉄道」の建設工事で現場監督を務めた
アイヌの技師、川村カ子トさんの生涯を描いたものです。
飯田市民有志による「飯田『カネト』合唱団」により
披露されました。
アイヌであることによる差別や偏見を受けながらも、
自分の信念を貫き、鉄道建設という目的を成し遂げた川村さん。
その姿からは、人権の尊重や歴史の真実、それに、
他人との違いを認め合うことの大切さを
学び取ることができます。
小諸市と実行委員会では、この催しを、
差別や偏見をなくし、
市民皆で人権意識を高める機会にしていきたいとしています。