『風穴講演会(20.1.26)』
市内氷区に残る天然の冷蔵庫、「風穴」。
地域の歴史財産である「風穴」について学ぶ講演会が
26日(日)、安藤百福センターで開かれました。
この講演会は
氷区民有志でつくる
「氷風穴の里保存会」が開いたものです。
「氷風穴の里保存会」では、 風穴に関する知識や関心を広げるため、 定期的に学習の機会としての講演会を開いています。 この日は、保存会の会員や市民の他、 おととし、小諸で行われた風穴サミット以来 保存会と交流のある 群馬県下仁田町の荒船風穴の関係者など 100人以上が参加しました。 講師を務めたのは、 群馬県立吉井高等学校教頭の飯塚聡さんです。 今回のテーマは 「蚕種貯蔵風穴の歴史と制度 ~上信地域の風穴の歴史的位置づけ~」です。 飯塚さんは、風穴で貯蔵されてきた蚕の歴史について 当時の制度などを紹介しながら説明。 また、小諸の風穴が長野県の中で トップの生産量を誇っていたことについて 次のように述べました。 「これがこの当時明治40年代から 大正にかけて蚕種製造の中心地。 ここは長野でもトップです。 明治42年の記録ですけれども107、108万枚。 この氷風穴、それから小諸風穴プラスアルファ。 この地域の風穴だけで 長野の全体のトップの生産量を出している。」
参加した人たちは小諸の風穴の歴史や、 地域に残る風穴を保存活用している 全国の取り組みについて 興味深そうに聞き入っていました。 またこの日は講演会の前に温風穴見学会も行われました。 温風穴はその多くが冷風穴と共に存在し、 冷風穴と違って暖かい風が吹き出ているものです。 そのため、冬場の早朝は外気との温度差で 湯気が出ていることもあり 早咲きの植物を見ることもできます。 氷風穴の里保存会では、 今後もこうした見学会や講演会の開催を通し、 より多くの人に地域の財産である風穴について 興味をもってもらいたいとしています。
「氷風穴の里保存会」では、 風穴に関する知識や関心を広げるため、 定期的に学習の機会としての講演会を開いています。 この日は、保存会の会員や市民の他、 おととし、小諸で行われた風穴サミット以来 保存会と交流のある 群馬県下仁田町の荒船風穴の関係者など 100人以上が参加しました。 講師を務めたのは、 群馬県立吉井高等学校教頭の飯塚聡さんです。 今回のテーマは 「蚕種貯蔵風穴の歴史と制度 ~上信地域の風穴の歴史的位置づけ~」です。 飯塚さんは、風穴で貯蔵されてきた蚕の歴史について 当時の制度などを紹介しながら説明。 また、小諸の風穴が長野県の中で トップの生産量を誇っていたことについて 次のように述べました。 「これがこの当時明治40年代から 大正にかけて蚕種製造の中心地。 ここは長野でもトップです。 明治42年の記録ですけれども107、108万枚。 この氷風穴、それから小諸風穴プラスアルファ。 この地域の風穴だけで 長野の全体のトップの生産量を出している。」
参加した人たちは小諸の風穴の歴史や、 地域に残る風穴を保存活用している 全国の取り組みについて 興味深そうに聞き入っていました。 またこの日は講演会の前に温風穴見学会も行われました。 温風穴はその多くが冷風穴と共に存在し、 冷風穴と違って暖かい風が吹き出ているものです。 そのため、冬場の早朝は外気との温度差で 湯気が出ていることもあり 早咲きの植物を見ることもできます。 氷風穴の里保存会では、 今後もこうした見学会や講演会の開催を通し、 より多くの人に地域の財産である風穴について 興味をもってもらいたいとしています。