『風穴周辺の植物観察会(25.4.5)』
氷区にある天然の冷蔵庫「風穴」。
この風穴周辺に生息している
貴重な植物を観察する会が
4月5日(土)に開かれました。
天然の冷蔵庫と呼ばれる風穴は、 真夏でも2℃から5℃位までしか 上がらないことから、 蚕の卵や食品の貯蔵などに 使われてきました。
この特殊な環境から、風穴周辺には 絶滅の恐れのある 長野県版レッドリストに載っている 希少な植物が生息しています。
去年、風穴周辺に自生する 落葉高木・ニレ科の「オヒョウ」が 市の保護動植物に指定されました。 寒冷地を好み、北海道では 全地域に生えているオヒョウは、 長野近辺では氷風穴以外で 確認されていないと言われています。 樹皮は、織物や縄の材料に 使われるほど丈夫です。
氷区の区民らを中心につくる 「氷風穴の里保存会」は、 オヒョウが市の保護動植物に 指定されたことを記念して 植物観察会を企画。 市内のみならず県外からの希望者もいて、 およそ50人が参加しました。
講師を務めたのは、 長野県自然観察インストラクターの 柴平志保子さんです。 柴平さんは、 風穴までの道のりを歩きながら 道端に咲いている花や 草の特徴を参加者に 説明していきました。
また、柴平さんは、 アズマイチゲなど 春先の短い期間のみ地上に咲く花や、 全国的に見ても限られた地域にしか 生息しない植物などを 案内して説明。 参加者らは資料を手に、 植物を五感で観察しながら、 氷風穴周辺の 特殊な地形環境について 学びを深めている様子でした。
保存会会長 「小諸市の保護植物ということで、 ハヤザキヒョウタンボクが最初になって、 今度はオヒョウがなったということで。 それを中心に今までやっていた この観察会なんですけど、 その保護植物を見てもらいたい というのが大体最初の考え方なんですけど。 市内の方も多いんですけど、 結構遠くからも… きょうは京都からも、 それから大阪からもいらしてて。 やはりかなり興味のある方が たくさん来ていまして。 市内の方は、この地域にあるものを 勉強したいという方も たくさんいると思いますし、 他の地域から来る人も、 やっぱり風穴って変わった場所で、 普通そこには無いようなものが あるということで、 とても興味を持って いただいているんじゃないかな と思っています。」
保存会は、今後もこういった観察会を開き、 風穴はもちろん、 周辺の植物についても 多くの人に知ってもらいたいとしています。
天然の冷蔵庫と呼ばれる風穴は、 真夏でも2℃から5℃位までしか 上がらないことから、 蚕の卵や食品の貯蔵などに 使われてきました。
この特殊な環境から、風穴周辺には 絶滅の恐れのある 長野県版レッドリストに載っている 希少な植物が生息しています。
去年、風穴周辺に自生する 落葉高木・ニレ科の「オヒョウ」が 市の保護動植物に指定されました。 寒冷地を好み、北海道では 全地域に生えているオヒョウは、 長野近辺では氷風穴以外で 確認されていないと言われています。 樹皮は、織物や縄の材料に 使われるほど丈夫です。
氷区の区民らを中心につくる 「氷風穴の里保存会」は、 オヒョウが市の保護動植物に 指定されたことを記念して 植物観察会を企画。 市内のみならず県外からの希望者もいて、 およそ50人が参加しました。
講師を務めたのは、 長野県自然観察インストラクターの 柴平志保子さんです。 柴平さんは、 風穴までの道のりを歩きながら 道端に咲いている花や 草の特徴を参加者に 説明していきました。
また、柴平さんは、 アズマイチゲなど 春先の短い期間のみ地上に咲く花や、 全国的に見ても限られた地域にしか 生息しない植物などを 案内して説明。 参加者らは資料を手に、 植物を五感で観察しながら、 氷風穴周辺の 特殊な地形環境について 学びを深めている様子でした。
保存会会長 「小諸市の保護植物ということで、 ハヤザキヒョウタンボクが最初になって、 今度はオヒョウがなったということで。 それを中心に今までやっていた この観察会なんですけど、 その保護植物を見てもらいたい というのが大体最初の考え方なんですけど。 市内の方も多いんですけど、 結構遠くからも… きょうは京都からも、 それから大阪からもいらしてて。 やはりかなり興味のある方が たくさん来ていまして。 市内の方は、この地域にあるものを 勉強したいという方も たくさんいると思いますし、 他の地域から来る人も、 やっぱり風穴って変わった場所で、 普通そこには無いようなものが あるということで、 とても興味を持って いただいているんじゃないかな と思っています。」
保存会は、今後もこういった観察会を開き、 風穴はもちろん、 周辺の植物についても 多くの人に知ってもらいたいとしています。