『関東消防救助技術大会 小諸消防署救助隊が出場 (19.7.5)』
日々訓練を重ね、地域の安全を守る 各地の消防救助隊が一堂に会して、 様々な競技で救助技術を競う「消防救助技術大会」。 その関東大会が5日(金)、長野県消防学校で開催され、 関東甲信越の精鋭たちが 全国大会への出場権をかけて熱戦を繰り広げました。 若手隊員で結成された小諸消防署救助隊が挑むのは、 「障害突破」。 高いビル間の移動、 火災による煙で視界が悪い場所の通り抜けなど 災害現場で起こり得る、あらゆる障害を突破していくという 難関の競技です。 救助の花形とも言われています。 選考会を経て4月に結成された小諸消防署救助隊。 3か月に渡り、8人で日々訓練を重ねてきました。 訓練では、平成17年に小諸消防署救助隊が 障害突破に挑戦するようになってから 一番のタイムを出している、ことしのチーム。 減点がなければ全国大会出場も目指せる実力です。
隊員 渡辺さん 「ことしは長野県開催ということで、 去年1回経験してるので、より全国に近くなったのかなと実感して それがちょっとまた緊張に変わってるのかなと思います。」
渡邊さん 「やっぱりこう他県のチームがいっぱい来てるので、 また県大会とは違う空気でいい刺激になってます。」 「修正する箇所をしっかりと修正できてるので、 やってきたことを全力でやれば、いけると思いますので、頑張ってきます。」
金子さん 「必ず全国大会に行って、 署長はじめ隊長副隊長にも喜んだ顔を見てもらえるように、 頑張りたいと思います。」
服装や道具の点検、部分練習を行う隊員たち。 訓練を共にしてきたロープなどの道具の準備を いつもより丁寧に行い、気持ちを落ち着かせます。
いよいよ迫る勝負の時。 それぞれの動きを確認する隊員たちの顔には、緊張の色が。 競技まで2時間を切り、 隊員たちは待機場所へと向かいます。 召集直前、 去年も関東大会へとチームを導いた小林隊長、 そしてチームを支えてきた篠原副隊長らが 隊員たちにエールを送ります。
隊長 「非常に隊員の士気も高まってて、 いいタイムが出てる部分もありますので、 これをことしこのホームで出せれば 本当に全国への道は開けるんだなっていう風に思いますので、 頑張ってほしいです。」
「隊長として見てるのもかなりはらはらしちゃって、 選手でやってるほうがいいなっていうような気持ちですね」
待機場所では、 服装や道具の点検を受けた隊員たちが 自分たちのペースで気持ちを整えます。 そしてついに迎えた決戦の時。 15組26チーム中、小諸消防署救助隊は7組目です。 佐久広域連合の名前が呼ばれ、いつも通りスタンバイ。 横断幕を持った隊長たちが見守ります。 訓練通り、勢いよくスタート。 小諸署の訓練棟は、地上およそ2メートル。 ここでの棟の高さはその7倍の15メートルにもなります。 県大会では開いていて減点となったカラビナをしっかりと閉め、 高さをものともせず渡っていきます。 煙道を抜けたら、ゴールまであと少し。 何度も練習した通り、 素早く丁寧にロープを巻いていきます。 あとはゴールに向かって走るだけ。 ミスなく競技を終え、隊員も、そして見守る隊長たちも、 表情は晴れやかです。
隊長 「ここで訓練してたベストタイムは出たので、 やり切った感はありますね、しっかり」 「非常に、ちょっと、うるうるしてます」 隊員 「これで行けなくても、満足だよ」
宮坂さん 「いつもやってた訓練の成果が発揮できたかなと思います。」
清水さん 「一応減点なく、自分たちの見解ですけど、なくこれたので、 あとは結果を待つだけなので、 出し切って行けなくてもいい通しができたので、後悔はありません。」
渡辺さん 「仲間を最後まで信頼できたので、いい障害突破ができたかなと思います。」
明らかに減点される箇所はなく、 あとは結果を待つのみです。 全チームの競技が終わり、いよいよ結果が張り出されます。 閉会式に向かう隊員たちにかわり、結果を待つ隊長たち。 小諸消防署救助隊の順位は・・・ 102.5秒、減点なし。 全国大会出場とはなりませんでしたが、 減点なしの入賞となりました。 タイムも県内3チームの中では1位です。
宮坂さん 「この救助訓練を通して関東のレベルの高さを知れたっていうのと、 来年に向けてもっとレベルを上げていかないといけないな っていうのは感じました。」
渡辺さん 「関東のレベルの高さを知れて、 悔しい気持ちですけどもこれからなのかなと思いました。」 「来年また署も新しくなりますし、 訓練棟も新しくなるので、来年こそは目指していければと思います。」
清水さん 「これまでたくさんの署員の方、 いろんな方に協力頂いて訓練させてもらったので、 その分恩返しじゃないですけれども、 しっかりと勤務に励んでいきたいと思います。」
金子さん 「ひとつひとつ消防にとって大切なことを この救助訓練を通して色々学ばさせて頂きました。 これを今後消防業務に活かしていければなと思っております。」
渡邊さん 「チーム競技なので、仲間と助け合いながら、 現場にも通ずるものがあるのかなと思ったので、 チームワークの大切さを学んだと思います。」
「一応ことしキャプテンという立場でやらせてもらったので、 周りを引っ張れるような隊員になっていけたらなと思います。」
隊長 「全国は逃してしまったんですけれども、 減点なしの入賞ということで、 当初の目標はしっかり達成できたと思ってますので、 非常に満足いく結果ではあります。」 「今回の大会に挑むまでの訓練の中で培った負けない心ですとか、 強靭な体力、そういうものを今後も継続して養っていって頂いて、 あらゆる災害現場にも立ち向かえるような消防士に なっていってほしいなっていう風に思っています。」 来年には新庁舎に移転し、障害突破のコース通りの訓練も できるようになる小諸消防署。 日々の業務、そして来年の大会に向けて 隊員たちはこれからも訓練に励みます。