『長野県建築士会佐久支部青年・女性委員会氷風穴活用事業で全国大会最優秀賞(17.12.8)』
佐久地域で活動する45歳以下の若手建築士たちでつくる
「長野県建築士会佐久支部青年・女性委員会」では、
現在、まちづくり活動の一環として、
氷区にある天然の冷蔵庫「風穴」の保存と活用に
地元の人たちと共に取り組んでいます。
今月8日、京都で開かれた建築士会全国大会で、
この活動について発表し、
最優秀賞に輝きました。
全国1位となる最優秀賞に輝いたのは、
「長野県建築士会佐久支部青年・女性委員会」に所属する、
小諸市在住の一級建築士、荒木貴志さんです。
天然の冷蔵庫と言われている「風穴」は、
地中の温度が一年を通して低い、
氷地区の自然環境を活かし、
5、6メートルほどの深さの縦穴を掘削して造られたものです。
始まりは江戸時代中期頃と言われています。
真夏でも0度から3度位までしか上がらないことから、
蚕の卵や食品の貯蔵などに使われてきました。
長野県建築士会佐久支部の青年・女性委員会では、
2年前から、氷区の区民と共に、
風穴の保存と活用に取り組んできました。
氷区内には区民でつくる保存会も発足。
建築士会と保存会が協力して
風穴を案内するための石標や、看板を作るなど、
活動は続いています。
そんな中、ことし9月には
全国風穴サミットが小諸市で開かれ、
1000人を超える人がシンポジウム会場に集まった他、
風穴ツアーもにぎわいを見せました。
小諸市に住む建築士として
その中心になって活動してきた荒木さん。
ことし2月の県大会、6月の関東甲信越ブロック大会で、
これまでの活動を発表し、いずれも最優秀賞を受賞。
全国大会では、 全国7つのブロックの代表と共に、 建築士としての地域での実践活動について発表。 会場の参加者の投票により、 最も優れた内容だったとして、 日本建築士会連合会から「最優秀賞」が贈られました。 荒木さん 「1番に賞を取れたからこそ来た人たちに伝わる内容も変わると思いますし、 その質も変わると思うので、1位とれたことがいい結果になりました。 実際にそこに住んでいる区民の人たちとの活動と その区民の人たちの氷区の人たちの応援があったから、 僕らこうして活動できたのでそれを思い返すとぐっとくるものがありました。 これからは保存会、区民のみなさん主導でどうしていくか、 どう後世に伝えていくかという課題と、 住民の人たちが考えていかなければならないことが生まれてくるので、 あとはマネジメント。 それは僕らが主導的なものになってはいけないと思っています。 少しずつ動き出したいと思っています。」 21日(木)には、荒木さんら建築士会の関係者が、 市役所を訪れ、 小泉市長に、日本一の喜びを伝えました。 市長は、「建築士に求められるのは公益性と実践活動、 みなさんの活動はその通りの活動だと思う。」と、 全国での活躍を称賛しました。 荒木さんは市長に、 「この大会を終えて活動の序章が やっと終わったと感じている。」と話し、 今後も建築士会として、風穴での活動を 継続していく意欲を示しました。
全国大会では、 全国7つのブロックの代表と共に、 建築士としての地域での実践活動について発表。 会場の参加者の投票により、 最も優れた内容だったとして、 日本建築士会連合会から「最優秀賞」が贈られました。 荒木さん 「1番に賞を取れたからこそ来た人たちに伝わる内容も変わると思いますし、 その質も変わると思うので、1位とれたことがいい結果になりました。 実際にそこに住んでいる区民の人たちとの活動と その区民の人たちの氷区の人たちの応援があったから、 僕らこうして活動できたのでそれを思い返すとぐっとくるものがありました。 これからは保存会、区民のみなさん主導でどうしていくか、 どう後世に伝えていくかという課題と、 住民の人たちが考えていかなければならないことが生まれてくるので、 あとはマネジメント。 それは僕らが主導的なものになってはいけないと思っています。 少しずつ動き出したいと思っています。」 21日(木)には、荒木さんら建築士会の関係者が、 市役所を訪れ、 小泉市長に、日本一の喜びを伝えました。 市長は、「建築士に求められるのは公益性と実践活動、 みなさんの活動はその通りの活動だと思う。」と、 全国での活躍を称賛しました。 荒木さんは市長に、 「この大会を終えて活動の序章が やっと終わったと感じている。」と話し、 今後も建築士会として、風穴での活動を 継続していく意欲を示しました。