『野岸小学校で耐震補強工事が実施されていないことが判明(15.11.16)』
昨日16日、
野岸小学校の南校舎の耐震補強工事が、
行われていないことが明らかになりました。
昨日16日夕方に開かれた記者会見で、
小諸市教育委員会の栁沢惠二教育長はこのように述べ、
関係者に謝罪しました。
今回、耐震補強工事が行われていないことが発覚したのは、
昭和39年に建てられた、野岸小学校の管理棟となる、
南校舎です。
県が学校などの耐震診断状況の調査を行ったところ、
野岸小学校管理棟について、
耐震診断の報告はあるが、
耐震補強の改修工事の報告がないことが判明。
これを受け、小諸市教育委員会で、調査したところ、
耐震補強工事の実施設計は行われたものの、
実際の工事は行われていなかったことが、
わかりました。
更に、平成18年度の市の公立学校施設台帳には、
耐震改修が行われていないにも関わらず、
耐震改修実施済みの報告が行われていたことも
明らかになっています。
耐震補強の改修工事が行われていなかった、
野岸小学校の南校舎は、
職員室や図書室などがある1階と
3、4年生の教室がある2階の校舎部分が、
過去の耐震診断により、
震度6強の地震に対して、
倒壊・崩壊の可能性が高いという結果が出ており、
早急な対応が必要な状況です。
小諸市教育委員会では、
今回の事態につながった原因を調査すると共に、
今後、改築や建て直しも視野に、
改めて耐震診断を早急に行った上で、
保護者や学校と協議し、
安全確保に努めていきたいとしています。