『野岸小学校で耐震補強工事が実施されていないことが判明(15.11.16)』

           
        Posted on 2015年 11月 19日      
     
       

昨日16日、

野岸小学校の南校舎の耐震補強工事が、

行われていないことが明らかになりました。


昨日16日夕方に開かれた記者会見で、

小諸市教育委員会の栁沢惠二教育長はこのように述べ、

関係者に謝罪しました。

今回、耐震補強工事が行われていないことが発覚したのは、

昭和39年に建てられた、野岸小学校の管理棟となる、

南校舎です。

県が学校などの耐震診断状況の調査を行ったところ、

野岸小学校管理棟について、

耐震診断の報告はあるが、

耐震補強の改修工事の報告がないことが判明。

これを受け、小諸市教育委員会で、調査したところ、

耐震補強工事の実施設計は行われたものの、

実際の工事は行われていなかったことが、

わかりました。

更に、平成18年度の市の公立学校施設台帳には、

耐震改修が行われていないにも関わらず、

耐震改修実施済みの報告が行われていたことも

明らかになっています。

耐震補強の改修工事が行われていなかった、

野岸小学校の南校舎は、

職員室や図書室などがある1階と

3、4年生の教室がある2階の校舎部分が、

過去の耐震診断により、

震度6強の地震に対して、

倒壊・崩壊の可能性が高いという結果が出ており、

早急な対応が必要な状況です。

小諸市教育委員会では、

今回の事態につながった原因を調査すると共に、

今後、改築や建て直しも視野に、

改めて耐震診断を早急に行った上で、

保護者や学校と協議し、

安全確保に努めていきたいとしています。

     
   
 
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