『農業大学校研修部来春からの就農に向けて (21.11.2)』
松代に本校を構える、長野県農業大学校。 市内御牧ケ原には、農業大学校の研修部があります。
研修部では、 農作物の栽培技術や農業機械の研修、 農業体験の授業が行われています。
ことし2月から、 この研修部で実践経営者コース2年生の学生2人が 小諸に住みながら 農大の所有する畑などで農業模擬経営を始めました。
その1人が、木島平村出身の土屋一太さんです。 土屋さんの実家は、農家。 幼いころから農業を手伝ってきたそうです。
土屋君 「実家が農家で、それで農業を始めようと思い、農業を始まました。」 「本当に農業をしようかなと思ったのは、高校の時で、 それまでは車の整備士になろうと思って目指していたんですが、 高校生になって、親と話し合って、 農業をすることになりました。」
1年次では、農家へ研修に行って農業の経験を積み、 ことしの2月からは、小諸に来て 栽培から販売までの実技研修が始まりました。 土屋君 「去年は、農家さんのところに実習に行っていまして、 ネギをこれからするということで、 ネギのことを1から勉強させてもらいました。 最初は、土地も分からなかったので、最初は不安でしたが、 だいぶ慣れて、不安はなくなりました。 初めの頃は、ちゃんと大丈夫か、 ちゃんと育てられるのかなという思いがあったんですが、 ちゃんと無事に畑の管理とかも出来て、 ちゃんとできたのかなと思います。」 土屋さんは、75アールの田んぼで米を、 30アールの畑でネギを栽培し、販売。 現在は、1日、ネギ2000本を出荷しています。
過去最大規模の畑を管理している土屋さん。 毎日、休む間もなく収穫作業をしていると言います。
土屋君 「最初の頃は、知らないことがたくさんあって、大変だったんですが、 やっているうちになんとなく慣れてきました。 1番は、お客さんに美味しく食べてもらえれば良いな と思いながら。思って作っています。 面積大きい分、大変で、やっぱり体の負担とかありますし。 大変は大変でした。 特に大変なのは、収穫の後の調整作業が、 皮むきの作業がすごく時間がかかるので、疲れがすごいですね。 楽しかったことは、自分は体を動かすことが好きなので、 体を動かして仕事が出来るということは、単純に楽しいです。」
もう1人が、佐久穂町出身の新津郁矢さんです。 新津さんの実家は、農家ではなく、 農業の知識がゼロからの状態で、農業大学校に入学しました。 新津君 「小さいころから祖父母が家で家庭菜園で野菜とかを作っていて、 自分もおじいちゃんに一緒について行って、 そこで作業することがあって、 農作業の楽しさを知って、 高校の時に農家をしようかなと思い、農家を目指しました。 最初は、ゼロからのスタートだったので、 両親も不安に思っていたんですが、 農大に通い始めてからは、応援してくれています。」
初めは、慣れないことだらけで、 授業についていくことに必死だったそうです。 新津君 「最初は、本当に高校も普通科の高校で、 そこからの入学だったので、農業の知識はゼロだったんですが、 最初は不安でいっぱいでしたが、 農業大学校の仲間たちと一緒に技術や知識を身につけられたので、 今は自信がつきました。」 3アールの畑でキュウリを、 10アールの畑でネギを作っている新津さん。 農業を始めてからおよそ9カ月が経ち、 作業に慣れてきたそうです。 新津君 「最初は、自分の手で野菜を育てて 販売まで出来るのかという不安が大きかったんですが、 一緒に作っている土屋君と話したりしながら、 育てて今の販売までの形まで持っていけたので、 良かったなと思っています。 自分が作ったものがお客さんに回るので、 お客さんに喜んでもらえるような 美味しい野菜を作れればなと思って、日々頑張っています。 最初は手でやろうかなと思っていたんですが、 規模が規模なので、機械を入れて収穫していく形で、 収穫すると自分が作ったものを採るので、 やっぱり収穫作業は楽しい作業でしたね。」
本格的に農業を始めておよそ9カ月。 新たに農業を始める人へ新津さんが伝えたいことはー。 新津君 「自分も初めて農業の道に進んだんですが、 自分の考えていた農業と実際にやってみる農業では ギャップが大きくて、そこで辞めちゃう人も多いですが、 そこを乗り越えたときには、すごい達成感があるので、 農業を新しく目指している人は、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。」
お盆明けに初めて出荷をした2人。 初出荷には、格別な思いがあったようです。
土屋君 「最初種まきから始まって、育業して、 そこから畑に植えて、こんな小さい苗だったのが、 こんなに大きくなって収穫できるのが嬉しかったですね。」
新津君 「自分が作ったものを直売所などにもって行ったときに、 何回か通っているとお客さんも声をかけてくれて、 農大さんの野菜を買いに来たということを聞いて、 そういうお客さんとの話ができるのが楽しかった。」 2人は、農業大学校を卒業した後、 それぞれの地元に戻り、就農します。
土屋君 「来年からは、栽培の面積が増えるということで、 不安もあるんですが、楽しみな部分もある。」 「やっぱり村一番になるのを目指して、 あとは楽しくやれれば良いかなと思っています。」
新津君 「農大で技術や知識は身に着けましたが、 まだまだ不安も大きくて、来年からは1人でやっていく形になるので、 地域の農業仲間と一緒に頑張っていけたらと思っています。 農業が楽しいなと思って農業を始めたので、 農業を楽しんでやっていける農家になりたいです。」 これから、日本の、そして長野の食卓を支えていく2人。 それぞれの目標に向けて、歩み続けます。
土屋君 「来年からももっと勉強して、ネギのことを知って、 頑張っていきたいなと思います。」
新津君 「新規就農という形になるんですが、 これからも一生懸命技術を身に着けて、 自分の地元に少しでも貢献できるような、 そんな農家になっていきたいと思います。」