『諸区 自主防災組織研修会(15.11.21)』
21日(土)、諸区公民館では
有事に備えた自主防災研修会として
避難所運営シミュレーションが行われました。
この日は、区民およそ30人が集まり、
はじめに2004年の新潟県中越地震で甚大な被害を受けた
新潟県小千谷市の記録映像を観賞しました。
諸区では、区の役員を中心に、
有事に備えた自主防災組織を作っています。
この研修会は、この自主防災組織のメンバーを対象に、
2年に1度区の主催で行われているものです。
映像を観賞した後には、市役所職員の進行の下、
10月下旬の午後6時、
震度6強の地震が発生したという想定で
避難所を運営するシミュレーションが行われました。
シミュレーションでは、
「施設の安全が確認できない状況で住民を避難所にいれるか」や、
「被害状況が把握できていない状況で
避難所に来られない住民の救助に向かうか」など
避難所を運営する上での問題点について、○×形式で判断し、グループ内で意見を出し合います。
参加者らは、
実際に小千谷市で避難所を運営する際に浮上したという問題について、
真剣な表情で話し合い、
グループごとに結論を導きだしていました。
進行役を務めた市の職員は、
「有事の際に地域の判断で動くことが出来るよう日頃から備えておくことが大切だ」
と区民らに呼びかけていました。
実際に震災時に発生した問題について考えるこの日の研修会は、
参加した人たちにとって、防災意識を高める良い機会となったようです。