『認知症市民公開講座(18.1.16)』
小諸市は認知症への理解を深める市民公開講座を
年に2回開いています。
今月16日(火)には、
ことし1回目の講座がステラホールで開かれ、
多くの市民が受講しました。
「認知症市民公開講座」は、 認知症について考える場を作ろうと 小諸市と様々な団体の協力で 年に2回開かれているものです。 「認知症の介護やその家族の思いを学ぶ」をテーマに開かれ 民生児童委員や介護従事者、 一般の市民などおよそ100人が受講しました。
講師を務めたのは、 県内で認知症の理解を深めるための意見交換会や 勉強会などを行う 「認知症の人と家族の会」長野県支部 代表の伝田景光さんと 副代表の堀内美保子さんです。
冒頭に伝田さんは、 「認知症の人と家族の会」の活動内容について説明。 多くの人にこの会のことを知ってもらい、 認知症の家族を持つ人を助けたいと話しました。 伝田景光さん 「まだ仲間を見つけられずに地域にいらっしゃるのかと思うと ちょっとじくじたる思いがあるのですが、 今日持ち帰っていただいてね、苦しんでいる方いらっしゃったら 今日確かパンフレット配ってあるかと思うのですが、 そちらの方ね、活用してもいただければと思います。」 続いてステージに立った堀内さんは、 自身の経験を下に、 認知症を患う家族の介護について話しました。
およそ40年間、認知症を患った 義母の介護を行ってきた堀内さん。 40年前当時、デイサービスやデイケアなどの施設が 整っていない中で 身体的にも精神的にも 辛いことや落ち込むことも多くあったと話します。
認知症の症状の一つである「物盗られ妄想」で 義母のお金を堀内さんが盗んだと疑われたこともあったと 当時のエピソードを紹介しました。 堀内美保子さん 「今日なあ、みほこさんにわしのお金盗まれただよ。 盗まれたっていうの、だからこんな嫁うちには置いておいても困るで、 実家へ連れてけって それはどろぼう呼ばわりする言葉ってのは、 色々苦労しても本当いまだに思い出しても涙が出ますけれど。」 堀内さんは、参加者に 認知症のことを理解し、 介護を一人で抱え込まずに 辛いときには助けを求めてほしいと伝えました。 堀内美保子さん 「認知症抱えてる、介護している皆さんは、 自分がやらなければってこんなこと当たり前のことなんですが、 肩肘張って頑張らずに介護は自分だけじゃなくて 自分でここまではできるが、人 がなんていったってここから先はできねえってことがわかったら、 そんな先まで無理してすることはないと思います。」
今後も小諸市では、 認知症についての理解を深めるために この市民公開講座を 定期的に開いていきたいとしています。
小諸市と地域包括支援センターの共催で行われた今回。 地域包括支援センターでは、 月に一度、高齢者や心身障害者に より良い医療や福祉サービスの提供を目指し 「在宅サービス調整会議」として 勉強会を行っています。 今回の公開講座は、その一環として行われたということで、 通常は、専門職のみなさんが参加している会議ですが、 一般の人にも参加してもらうことで 認知症への理解を 深めてもらえればと話していました。
なお、今回講演を行った 「認知症の人と家族の会」長野県支部では 介護の負担を一人で抱えこむことなく 情報交換をしたり、 悩みを相談し合ったりすることができます。
「認知症市民公開講座」は、 認知症について考える場を作ろうと 小諸市と様々な団体の協力で 年に2回開かれているものです。 「認知症の介護やその家族の思いを学ぶ」をテーマに開かれ 民生児童委員や介護従事者、 一般の市民などおよそ100人が受講しました。
講師を務めたのは、 県内で認知症の理解を深めるための意見交換会や 勉強会などを行う 「認知症の人と家族の会」長野県支部 代表の伝田景光さんと 副代表の堀内美保子さんです。
冒頭に伝田さんは、 「認知症の人と家族の会」の活動内容について説明。 多くの人にこの会のことを知ってもらい、 認知症の家族を持つ人を助けたいと話しました。 伝田景光さん 「まだ仲間を見つけられずに地域にいらっしゃるのかと思うと ちょっとじくじたる思いがあるのですが、 今日持ち帰っていただいてね、苦しんでいる方いらっしゃったら 今日確かパンフレット配ってあるかと思うのですが、 そちらの方ね、活用してもいただければと思います。」 続いてステージに立った堀内さんは、 自身の経験を下に、 認知症を患う家族の介護について話しました。
およそ40年間、認知症を患った 義母の介護を行ってきた堀内さん。 40年前当時、デイサービスやデイケアなどの施設が 整っていない中で 身体的にも精神的にも 辛いことや落ち込むことも多くあったと話します。
認知症の症状の一つである「物盗られ妄想」で 義母のお金を堀内さんが盗んだと疑われたこともあったと 当時のエピソードを紹介しました。 堀内美保子さん 「今日なあ、みほこさんにわしのお金盗まれただよ。 盗まれたっていうの、だからこんな嫁うちには置いておいても困るで、 実家へ連れてけって それはどろぼう呼ばわりする言葉ってのは、 色々苦労しても本当いまだに思い出しても涙が出ますけれど。」 堀内さんは、参加者に 認知症のことを理解し、 介護を一人で抱え込まずに 辛いときには助けを求めてほしいと伝えました。 堀内美保子さん 「認知症抱えてる、介護している皆さんは、 自分がやらなければってこんなこと当たり前のことなんですが、 肩肘張って頑張らずに介護は自分だけじゃなくて 自分でここまではできるが、人 がなんていったってここから先はできねえってことがわかったら、 そんな先まで無理してすることはないと思います。」
今後も小諸市では、 認知症についての理解を深めるために この市民公開講座を 定期的に開いていきたいとしています。
小諸市と地域包括支援センターの共催で行われた今回。 地域包括支援センターでは、 月に一度、高齢者や心身障害者に より良い医療や福祉サービスの提供を目指し 「在宅サービス調整会議」として 勉強会を行っています。 今回の公開講座は、その一環として行われたということで、 通常は、専門職のみなさんが参加している会議ですが、 一般の人にも参加してもらうことで 認知症への理解を 深めてもらえればと話していました。
なお、今回講演を行った 「認知症の人と家族の会」長野県支部では 介護の負担を一人で抱えこむことなく 情報交換をしたり、 悩みを相談し合ったりすることができます。