『蛇掘川砂防堰堤工事起工式(17.3.11)』

           
        Posted on 2017年 3月 16日      
     
        浅間山の火山噴火などに備え 国土交通省では減災対策を進めています。 この一環として、県内初の対策施設となる 蛇掘川砂防えん堤工事の起工式が 11日(土)、ステラホールで行われました。
起工式には、国土交通省利根川水系砂防事務所をはじめ、 県や市、工事関係者などおよそ80人が出席しました。 はじめに利根川水系砂防事務所の 神野忠広所長が挨拶を行いました。 国土交通省では平成24年度から 「浅間山火山噴火緊急減災対策」に取り組んでいます。 浅間山周辺の小諸市や佐久市などが対象で 総事業費はおよそ250億円です。 浅間山では明治34年以降火砕流などの熱で雪が融け、 土砂や岩石と一緒に高速で流れおちる 融雪型火山泥流が4度発生しています。 いずれも、泥流の到達は噴火警戒レベル3の規制区域である 4キロメートル圏内でしたが 今後、麓の居住地域に達する泥流が 発生する可能性があります。 国土交通省は、融雪型火山泥流などに備え 長野県と群馬県の16の渓流に1基ずつ 砂防えん堤を整備する計画です。 今回の蛇掘川を含め、長野県側には8基のえん堤が設けられる予定です。 市内石峠に整備される蛇堀川の砂防えん堤は 高さ14.5メートル、幅143メートル、 コンクリート製で6万立方メートルの泥流を受け止め可能と想定されています。 本格的な工事は来年度から始まり、完成は3年後を予定しています。 小泉市長は、今回の砂防えん堤の設置に期待をこめています。 国土交通省 利根川水系砂防事務所では、 今後、御代田町や軽井沢町などでも 順次、工事を開始し10年後までに全て完成させたいとしています。     
   
 
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