『芦原中学校区4小中学校合同サミット (26.7.25) 』
令和10年に施設一体型の小中一貫教育
「義務教育学校」として開校予定の芦原新校。
これに関わってくる
「対話と協働の学び」をテーマに、
芦原中学校区4小中学校合同でのサミットが
7月25日(土)に、市役所で開かれました。
現在、小諸市では、芦原中学校区にある
坂の上小学校、水明小学校、千曲小学校の
3校を統合し、芦原中学校と合わせて、
施設一体型の9年間の小中一貫教育
「義務教育学校」を
令和10年度に開校予定です。
開校に向けて、教育委員会と
校長会が連携して検討し、
おととし3月には
「小諸市小中一貫教育ビジョン」を作成。
「小諸市小中一貫教育ビジョン具現の3視点」の
ひとつに、「対話と協働の学び」が
掲げられています。
この日は、「対話と協働の学び」の
方向性を共有しようと、
児童生徒、教職員、保護者、
地域住民を集めてサミットを開催。
ひとつの学校にしていくことへの
機運を高めるため、
芦原中学校区4小中学校合同サミットとして
およそ70人が集まりました。
ファシリテーターとして、
参加者の意見の取りまとめと
深掘りを担ったのは、
静岡大学教育学部の島田桂吾准教授です。
島田さんは、3月に行われた
「小諸市の教育のあり方を考えるシンポジウム」
でも、講演とパネルディスカッションの
コーディネーターを務めました。
小諸市は、教師の話を聞くことを
中心とした「一斉授業」から、
「子ども同士の対話を重視した授業」への
転換を目指しています。
この「対話と協働の学び」において
大切にすべき観点は、
「少人数でグループを組み、
子ども同士で考えを交流して、
解決策を見出していく」こと。
また、「1授業の中で、
教科書レベルの『共有の課題』と、
高度の探求に挑戦する
『ジャンプの課題』を設けること」。
この2つです。
芦原中学校区4小中学校では、すでに
対話と協働の学びを実践しています。
対話と協働の学びの
「今とこれから」について、
それぞれの学校の教諭と
児童生徒から発表がありました。
小学校教諭の発表
「38+64+36。
これ、教科書に載っている問題なんですけど、
これどんなふうに皆さん計算するでしょうか。
私たち教師としては、
『後ろ(64+36)から計算したら100になる。
100と38で138になる』とやらせたいんですよね。
だけど、ぜん君は筆算を今まで勉強しているので、
先にこっち(38+64)からやっていきたい。
それが彼にとって、わかりやすい学び方なんです。
この教科書の問題だと
すごくつまらなそうな顔をしています。
ところが、『ジャンプの課題』ということで、
『いくつか商品がある中で、
200円ぴったりになるように、
商品を自分で選んで計算してね」と出題しました。
すると、彼自然と
『あ、この組み合わせが100になる』
『これも100になる!』
『100と100で200だ!』と言って、
友達のところに行って
『こんな組み合わせがあるんだよ』
なんてうれしそうに語る姿がありました。
私たち先生ってどうしても
教えようと思っちゃうんですけど、
こうやって子どもに工夫した課題を出すことで、
自然と子どもはこうやって
100のまとまりを見つけていくんだなと
いうことを学ばせていただきました。」
中学生の発表
「三学年の総合の授業で
『FOR KOMORO』っていう
「小諸のために私たちが
できることをしよう」というのを、
クラスとかバラバラで班になって
話すっていう授業なんですけど。
私たちの班は4人班なんですけど。
そこで『小諸のパンフレットを作ろう』と
いうところになりまして。
『パンフレットを置く場所はどうしよう』って
なったときに、
『じゃあ私はお店だけにしようかな』
と思っていて。
それを班のみんなに相談したときに、
『それは小諸以外に小諸の魅力が
伝わらないんじゃないか』っていう
意見がたくさん出て。
『それだったら各駅…佐久平駅とか
軽井沢駅とかにおかせていただいて、
そこから小諸を広げたらどう?』とか。
本だけだとあまり広めづらいから、
『ドカンショとかそういうところの場面で
ジュースを販売させてもらって、
そこからも小諸を広げたらどうかな』とか、
そういう意見が出まして。
対話のおかげで私たちのプロジェクトが
もっとよりよいものになったなと
感じています。」
教育委員会では対話と
協働の学びによって、
「一人も独りにしない学び」を
叶えることができるとしています。
また、小中一貫教育の義務教育学校を
実践することで、
「9年間の学びの積み重ね」と
「教科の枠を超えた、
学びの習得と職員同士の共通理解」が
期待できるということです。