『能登町横井商店 能登半島地震の被災状況を語る (24.5.11)』

           
        Posted on 2024年 5月 24日      
     
        さくらさくライブへの出店で 小諸市を訪れていた 能登復興プロジェクト 「IMANOTOKORO」。 プロジェクトメンバーらが、 ライブ終了後に、 与良のおはぎカフェふくまるで 能登半島地震の被災状況などを語りました。
この会は、能登の被災状況を 多くの人に知ってもらいたいと、 ハーモニカの演奏で 市内外でボランティア活動を行う かっくんこと各務雄太さんの父、 各務定雄さんが 企画したものです。 この日は、話を聞こうと 市民らおよそ15人が集まりました。
今回の横井さんら、 能登復興プロジェクトメンバーの来訪は、 かっくんが、先月 能登町でボランティア演奏を 行ったことをきっかけに 実現しました。
プロジェクトのリーダーを務める横井さんは、 町で米飴作りの老舗 「横井商店」を営んでいます。 米飴は、およそ500年前から続く製法が生み出す 優しく素朴な甘味が特徴の飴。
横井商店は、能登産の米にこだわり 小さな子どもから高齢者まで幅広い世代が 安心して食べられる米飴を作っています。
能登半島地震では、 横井商店も大きな被害を受けました。 飴の固さや粘り具合など 品質を左右する釜での作業。 そんな大切な道具である釜の土台は 大きく割れてしまいました。
「おじいちゃんがですね、 一生懸命残してくれた飴なんですけども、 それをおじいちゃんが亡くなってから、 おばあちゃんがずっと一人で 守ってきたんですね。 父親が跡を継ぐっていう時まで おばあちゃんが一人で 守ってきた飴なので、 どうしても僕らの代で 途絶えさせたくない っていうのは強く感じていました。 横井商店の飴は、 お米と大麦だけで作る すごく素朴な飴ですので、 食べていただいた方に食べた瞬間に、 懐かしいと思ってもらえるようなお米が 原料の飴ですので、 食べてもらった方に懐かしい、 美味しいねっていうのを 思ってもらえたらいいと思ってます。」 横井さんは、この日震災当時のことについて、 こう振り返りました。
また、震災を経験した プロジェクトメンバーの一人は、 「あまりにも悲惨な街の姿を目にして、 簡単に復興しようとは言えない状態だった」と、 話していました。
集まった人たちは、深くうなずきながら、 復興プロジェクトメンバーの話に じっくりと耳を傾けていました。 中には、時折涙ぐみながら 話を聴く人の姿も見られました。
能登半島地震の被害状況や 能登の現状を知る 貴重な機会となったこの日。 能登復興プロジェクト 「IMANOTOKORO」では、 今月26日まで クラウドファンディングを 実施中だということです。     
   
 
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