『職場における心の健康づくり 研修会(16.3.16)』

           
        Posted on 2016年 3月 23日      
     
       

16日(水)、市役所第2会議室では、

職場における心の健康づくり研修会が開かれました。

この研修会は、職場などで管理者を務める市民が

職場における心の健康について学ぶことで    

命を支え合える地域づくりにつなげていこうと

小諸市健康づくり課が企画したものです。

会場には市民およそ20人が集まり、

心の健康や自殺予防について理解を深めました。

講師を務めたのは、東御にある公益財団法人

身体教育医学研究所で研究部長を務める

朴相俊さんです。

自殺予防のための心の健康に関する研究に取り組むかたわら

各地で講演や研修会を行っている朴さんは、

心の健康について資料を使いわかりやすく説明していました。

一般的に40代から50代の働き盛りの年代は

仕事や家庭の悩みを抱えやすいといわれており、

小諸市でもその年代の男性に

自殺者が多いという実態があります。

朴さんは自殺を食い止める存在として

悩んでいる人に気づき、

声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ見守る

命の門番「ゲートキーパー」の役割を紹介。

「本当に追い込まれた人は相談しないし、できない」と話し、

「悩みを抱えた人を支援するために

周囲の人々がゲートキーパーの役割を果たす事が必要だ」と

集まった人たちに呼びかけていました。

参加した人たちは、時折メモを取るなどしながら

真剣な表情で朴さんの話に耳を傾けていました。

小諸市では今後も講演会やセミナーを開いたり、

相談窓口の存在をPRするなどして

自殺予防に取り組んでいきたいとしています。

     
   
 
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