『聞き書き隊こもろ冊子第8号を出版 (23.9.23)』

           
        Posted on 2023年 10月 12日      
     
        ボランティアグループ「聞き書き隊こもろ」が、 この1年の活動として 「人生の物語を言葉にのせて」と題した冊子 第8号を出版しました。   2014年6月から活動を開始し、 ことしで活動から9年目となるボランティアグループ 「聞き書き隊こもろ」。 ボランティアサポートセンターで受けた 「聞き書きボランティア」の講習がきっかけで発足しました。 現在は11人のメンバーで活動しています。
「聞き書き」とは、語る人の思いや消えて行く記憶などを 語ってもらい、 それを、話し言葉の形で文章に残す活動です。
「聞き書き隊こもろ」では、活動の初年度から 市民から聞いた話を冊子にしてまとめています。
ことし6月には、「人生の物語を言葉にのせて」と題し、 第8号となる冊子を出版しました。 戦争にまつわる体験談や、 四代続くりんご農園を守り続けている農家の話、 子どもたちとの交流を続けている92歳の高齢者の話。 それぞれの人生のドラマをていねいに記録しています。
綴られた文章は、語った人の口調そのまま。 まるで隣で本人がしゃべっているような息遣いが感じられます。 話し言葉だからこそより伝わる人生の物語が そこにはあります。
「聞き書き隊こもろ」では、2016年に 聞き書きサミットinこもろを開催。 聞き書きボランティアに携わる人たちによる パネルディスカッションや 冊子に登場した人たちが実際に体験を語りました。
今後は同様のイベントの開催や 多くの人の人生を聞いて 文章に残していく作業を長く続けていきたいとしています。
田中代表 「記憶は私もそうなんですけど、 どんどん忘れていきますし、 消えていきますよね。 話し言葉の形にして冊子にして残すというのは、 物語と違って言葉が生きていると思うんですよね。 話されている方と私たちのように 聞いて冊子にする者との一心同体ですよね。 それがなかったら文章がいいという問題ではなくして、 心に落ちる文章にはならないと思っていますので、 その方の思いをどういう風に受け止めて 冊子にしていくのかなという苦しみもありますが、 最後に出来上がったときには万歳といいますか、 自分の中で心に残っているのは 「たまこさん私明日死んでもいいですよ」 って言われたんですよね。 あー良かったなと。凝縮された人生を冊子に。 みなさんからいろいろなものをいただきながら コツコツですね。 そのような活動ですけれどもね。 小諸という大風呂敷を 何にも分からないまま大きな風呂敷を広げて、 2016年にしたんですけど、 10年後2026年に大風呂敷の続き、 第2回の聞きかきサミットin小諸 というのを開催できればいいなと 思っているんですけど、 伝えていくというある意味使命というんですかね。 ですからみなさんその時は 応援よろしくお願いいたします。」
     
   
 
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