『縁JOY小諸 社会実験型サービス第2期スタート (22.8.20)』

           
        Posted on 2022年 8月 30日      
     
        日本初の情報通信技術による情報発信と、 新しい交通のサービスを活用した社会実験 「縁JOY!小諸」。 ことし4月から6月まで行われた第1期に続き、 今月20日からは第2期がスタートしました。
小諸市がこの春始めた「縁JOY!小諸」は、 デジタルサイネージなど情報技術を通じて、 小諸のまちなかの施設や建物の情報を発信。 それらの情報と周辺経路図、 公共交通機関との連携を図り、 その効果を検証する「社会実験型サービス」です。   情報と交通のおもてなしで 人と人とが楽しくつながってほしいとの思いから 「縁JOY!小諸」と銘打ち行われています。   情報通信技術、いわゆる「DX」と 複数の異なる交通を、 一連のサービスとして提供する 新交通システム「MaaS」を組み合わせた 日本初の取り組みとなります。   ことし4月から6月まで19日間に渡って行われた第1期では、 市郊外を回る「EVバス」や 市街地周遊の「スマートカートエッグ」など、 新交通のサービス利用登録者がおよそ1300人。 新交通の延べ利用者数はおよそ2500人に上りました。
そして今月20日からは 新交通サービスを拡大して第2期がスタート。 EVバス「こもこむ号」のコースは、 マンズワインや小諸高原美術館、りんご園など、 浅間南麓のワイン・りんごの里巡り便へ変更となりました。   また、街なかを周遊する「スマートカートエッグ」は、 これまで荒町や相生町を回っていましたが、 第2期からは与良、鶴巻まで拡大。 北国街道小諸宿の町並みをゆっくり楽しめるようになります。   通信アプリLINEから登録して利用できる 「信州こもろ・こま~す」の地図検索画面を開くと カートの走行状況を確認することができるため、 周遊経路上であれば、 乗りたい場所から乗り、目的地で降りることも可能です。
また今回の第2期では、デマンドタクシーを利用し、 布引観音や氷風穴を巡るコースも設けられました。
これらを利用する場合、 無料となる「スマートカートエッグ」は 無料電子チケットが必要。 また、「EVバス」と「デマンドタクシー」は 500円の利用料金がかかることから 1日フリー電子バスチケットが必要です。
電子チケットは、 地図情報型MaaSアプリ「信州こもろ こま~す」から、 取得・購入できる他、 しなの鉄道の軽井沢・小諸間、 上田・小諸間の1日フリー乗車券を 購入することもできます。
初日のこの日は、駅に降り立った観光客らに、 市の職員らが、新交通の利用をPRしながら、 「信州こもろこま~す」のLINE登録の仕方などについて 教える場面も。
LINE登録を行った人たちはさっそく 「スマートカートエッグ」を利用していました。
カート利用者 「小諸城址を見たいということで話し合ってきょうやってきました。 (カートはご存じで?)初めてでびっくりしまして、 すごくワクワクしています。ラッキーでした。」 市街地を25分間で周遊する「スマートカートエッグ」。 初めて乗車した人はー
「すごい良かったです。きょうタイミングよく来られて。 小諸城址だけを見て帰る予定だったんですけど、良かったです。 町並みとかいろんな説明をしてくださって、 皆さん好きな人ばっかりなのですごくよかったです。 古い町並みが残っていたり、 建物とかもそのままだったり、 すごくもう1回じっくりゆっくり見たいなと思いました。」
第2期では、 新たに加わったデマンドタクシーの利用希望者向けに、 駅舎内のカフェ「小諸駅のまど」店内に 当日受付ブースを設置。 希望者は会員登録をして利用することができます。 さっそく利用登録を行った観光客はー
利用者 「(きょうはどちらからいらっしゃったんでしょうか。) 東京の八王子から来ました。 市内いろいろ見どころが多いので、楽しみに来ました。 インターネットあらかじめ調べて来ました。 きょうから再開されるというので楽しみにして来ました。 (どこを目的に?)きょうは布引観音を主に見て 景色を楽しみたいなと思います。 (こういったサービスというのはいかがですか) とても便利で私みたいに電車で利用する人にとても便利だと思うので、 これからも続けてもらいたいですし、また来たいと思います。」   小諸市では、多くの人に、新交通を利用して、 小諸の魅力を味わってほしいとしています。
市担当者 「第1期では今回LINEのこま~すというもので登録いただくんですけども、 登録いただいた方が1300人いまして、 カート、バスにご乗車いただいたお客さんが だいたい19日間で2500人くらいのお客さんにご利用いただいたものですから、 さらに小諸駅から行ける場所をご案内していきたいと今回計画いたしました。 第1期ではカートは街中の近い場所をご案内したんですけど、 もう少し与良・鶴巻まで広くいろんなところを見てもらうという特徴があります。 また今回はEVバスで松井、糠地、諸の方のリンゴですとか ワイナリーなどを回るコース。 あと今回はデマンドタクシーも導入致しまして 直接布引観音ですとか氷風穴などを ご案内してまいりたいと思っています。 観光客の方だけではなくてこの交通を利用いただいている 四割くらいが実は市民の方です。 実はその次に多い方が東京の方、他には佐久や上田の方など 近隣の方など近い方にご利用いただいていますので、 いろんな方に小諸の良さを知って頂いて さらに小諸に滞在してもらうだとか再訪してもらうということに 取り組んでいきたいと考えています。」
第2期となる社会実験は来月24日まで毎週土曜日に行われます。 社会実験全体では、11月まで実施予定。 10月以降は今回の社会実験を検証し、 更によりよい形の利用方法を検討していきたいとしています。     
   
 
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