『米・食味分析鑑定コンクール国際大会受賞報告 (19.12.16)』

           
        Posted on 2019年 12月 26日      
     
        先月30日からの2日間、千葉県木更津市で 「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」が開かれました。 この大会で金賞や特別優秀賞を受賞した米の生産者2人が 16日(月)、市役所を訪れ 市長に受賞の報告を行いました。
この日は、 受賞した清水哲也さん、清水博人さんの2人が 小泉市長のもとを訪れました。 2人が米を出品した 「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」は、 米の食味にこだわった国内最大規模のコンクールです。 受賞米は国内外で高い評価を受けると共に そのブランド力を認められるなど、 権威ある大会として知られています。 21回目を迎えたことしは、 国内外から5137点の応募があり 機械による1次審査、2次審査と 審査員による3次審査を実施。 清水哲也さんは「米の精」部門にノミネートされ金賞。 清水博人さんは「低・中アミロース米」部門にノミネートされ 特別優秀賞を受賞しました。 市内宮沢に住む清水哲也さんは現在62歳。 3年前まで市役所で働きながら 兼業農家として米を育ててきました。 退職してからは専業農家として 一層農業に力を注いでいます。 4年前、市内で初めて金賞を受賞した 清水紀久夫さんのアドバイスを受けながら、 より安全・安心な米を作るため ことしから無農薬での栽培に取り組みはじめました。 清水さんが受賞した「米の精」部門は ことし新たに設立された部門。 東洋ライス株式会社が販売する肥料 「米の精」を使用して作られた米が対象です。 3点が3次審査にノミネートされ、 そのうち1位で金賞に選ばれました。
哲也さん 「金賞が欲しいということをずっと私公言していまして、 ずっとその活動をしてきたんですが、 気持ちの中では一生金賞が欲しいと 言い続けて死んでいくんだろうなと、 確率的にはその方が高いですからね、 そうは思っていたんですけど、 まさか専業になって3年目で受賞できると思わなかったので 大変びっくりもしつつ嬉しかったですね。 今まで私をここまで引っ張ってきてくれたのは 実は市役所の農林課です。 農林課の皆さんが考えている、すそ野を広げるという部分、」 できるだけみなさんが金賞取れるように 微力ではあっても力を発揮していきたいと思っています。」
一方、市内和田に住む清水博人さんは現在32歳。 脱サラして東御市で修行を積んだのち、 専業農家となってことしで2年目です。 環境にも配慮した有機・無農薬で、 もちもちとした食感で甘みの強い品種、 「ミルキークイーン」を栽培しています。 清水さんが受賞した「低・中アミロース米」部門は アミロース含有量が少なく、粘りが強い米が対象。 3点が3次審査にノミネートされ、 2位タイで特別優秀賞を受賞しました。
博人さん 「信じられない気持ちですね。 まだ農業を始めて2年目だったので、 いろんな先輩方が何十年もやられていて 受賞するかしないかというものだったので、 本当にびっくりしています。」 「私が入賞させていただいた品種は ミルキークイーンというお米なんですけど、 もう大好きなんです。私自身食べるのが好きで、 そこが一番重要なのかな、なんていう風には感じています。」 「今回入賞させていただいたのは私だけの力ではないと思っていて、 本当に関わってくださった皆様、 家族とか友人とか先輩方、 あと何より、土、その場にいる命が 関わってできたものだと思っています。 なので、そのつながりを大切にしながら、 日々自分ができることをしていけたらいいかな なんていう風には思っています。」
再来年、2021年には、小諸市で開催される予定の 「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」。 受賞した2人は 今後もさらにおいしい米づくり、 そして小諸市の米のブランド化に向け 一層力を入れていくとしています。     
   
 
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