『第76回藤村忌(18.8.22)』

           
        Posted on 2018年 9月 4日      
     
        「小諸・藤村文学賞」の表彰式の翌日、 島崎藤村の命日にあたる22日(水)には、 懐古園内で「藤村忌」が行われました。
藤村忌は、小諸にゆかりのある明治の文豪、 島崎藤村を偲び、その功績をたたえようと、 毎年、藤村の命日である8月22日に開かれています。 この日は、藤村文学の愛好者や市の関係者などが 藤村記念館前に集まりました。 ことしは、島崎藤村の孫にあたる本多慶子さんも出席し、 祖父であり偉大な文豪である 島崎藤村への思いを述べました。   本多慶子さん 「とっても優しい人だったと思います。 私は藤村には会ってないんですけど、 孫の代まで読んでくれたら嬉しいなって言葉を胸に、 今、日本の児童文学の中で 藤村の見てきたことを 色々研究して発表しております。 どうも今日は、みなさんありがとうございました。 式典では、藤村文学の研究をしている 文教大学講師の 関谷由美子さんが 「新生の真実」と題した講話を行いました。 藤村の自伝的小説「新生」についての講話に 参加した人たちはじっくりと聞き入っていました。 講話に続き、 藤村が作詞を手掛けた曲の合唱や草笛などが 披露されました。 会の最後には、 参列者一人一人が祭壇に花を手向け、 藤村に祈りを捧げました。
本多慶子さん 「藤村がやっぱり戦後から ずっとこういう文学を人々に伝えたいっていうことは やっぱり大変なことだったと思うんです。 ここへたどり着くまでね、 破壊を書いたり、夜明け前ですか、 その間に児童文学と子どもたちにっていうので、 とってもいいこと、 ずっと続けてくれたんだなって思います。 藤村自体がやっぱり自分が本を作ってきて、 皆さんに読んで来ていただけるのは 力っていうか 今まで通りに藤村の言葉っていうのに 簡素っていう言葉があるんですけどね、 それを忘れないでみんな地域の人に 守っていただけたらいいなって思います。」     
   
 
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