『第70回国体 小諸から2人の選手が出場弓道成年男子「近的」で団体優勝 (15.10.10)』
9月27日から、和歌山県で開かれた、
国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」に出場した、
弓道成年男子の長野県チームが、
「近的」で団体優勝、「遠的」でも6位入賞と、
快挙を成し遂げました。
10日(土)には、
弓道成年男子の長野県代表として出場した、
小諸市在住の選手2人が、
市役所を訪れ、
栁田市長に、優勝の報告を行いました。
この日、市役所を訪れたのは、
小諸市在住の清水北登さんと、
小田切裕典さんの2人です。
出迎えた栁田市長と栁沢教育長に、
国体での活躍を報告しました。
清水さんと小田切さんの2人は、
高森町在住の平澤敏弘さんと3人でチームを組み、
弓道競技成年男子団体の
長野県代表として国体に出場。
28メートル先にある的に1人4本ずつ矢を放ち、
その的中数を競う「近的」で、
決勝トーナメント1回戦から決勝戦まで、
全て的に当てる皆中を成し遂げ、
見事優勝に輝きました。
長野県勢としては、これまで60メートル先の的に矢を当てる「遠的」での優勝はありますが、
「近的」での優勝は初めて。
決勝トーナメント全ての試合で、
3人共皆中という結果は、
国体史上初の快挙となりました。
市長らは、「小諸の誇りだ」として、
2人の健闘を大いに称えていました。
国体で活躍した小諸勢2人のうち、
清水北登さんは、小原区に住む24歳です。
上田高校時代から弓道を始め、
信州大学時代には、全日本遠的選手権などで
優勝を収めるなど、
数々の好成績を残してきました。
高校3生の時には、国体の北信越予選で敗退しており、
本国体への出場は、今回が初めて。
社会人2年目にして念願の国体初出場、
そして初優勝を収めたことに、本人の喜びもひとしおです。
一方の小田切裕典さんは、栃木県出身の26歳。
一昨年小諸に移住し、
懐古園弓道場に毎日通いながら、技を磨いてきました。
中学生時代に始めた弓道は、高校、大学と
ずっと続けてきましたが、
これまで大きな大会での受賞歴はほとんどなく、
長野県選抜として、国体初優勝を収めるまでに
成長できたことに、
自身でも驚くと同時に、その喜びをかみしめていました。