『第57回小諸市社会福祉大会(19.10.9)』

           
        Posted on 2019年 10月 18日      
     
        福祉の充実を目指して開かれている 小諸市の社会福祉大会が、 先週9日(水)文化センターで行われました。 小諸市社会福祉大会は、 福祉の充実と推進を図ることを目的に、 毎年この時期に開かれています。 大会では、長年にわたって 社会福祉事業やボランティアに携わってきた人など、 様々な立場から社会福祉に貢献した人たちへの 表彰が行われました。 表彰式に続いて、 この日は「SOSを出しやすい地域づくり」をテーマに、 基調講演が行われました。 講師を務めたのは、ワークポート野岸の丘で所長を務め、 精神疾患を抱えた人の指導や、 自殺予防のための 「ゲートキーパー養成講座」の講師を務めている、 新津薫さん。 そして、統合失調症を患い、ワークポート野岸の丘に通いながら、 自らの体験に基づいて仲間の障害者を支える 「ピアサポーター」の活動を行っている、 土屋宏夫さんの2人です。 新津さんは、自分自身を楽にするための、 自律神経を整える深呼吸の仕方を、 訪れた人たちに紹介。 統合失調症を患いながらも 社会復帰を目指して活動している土屋さんに、 インタビュー形式で「どんな時に生きやすさを感じるか」 話を引き出していきました。 土屋さんはこのように話し、 「ささいな声掛けによって自分自身の心もほぐれる。 病気について理解してもらえたらSOSが出しやすい。」と 説明しました。 これを受け新津さんは、 「SOSを出しやすく、SOSを受け止めやすくなる」ためには 『わかちあい』が必要だとして、 自分の強みや弱みを隣同士で話し合う方法を紹介。 新津さんは、 「相手の話を傾聴し、受容することで、 わかちあうことができ、SOSが出しやすくなる。 相談できる人や仲間の存在は大切になる。」などと話し、 「みなさん自身が幸せでいることが第一。 それが悩んでいる人たちを受け止める器になる。」などと 会場の参加者に呼びかけていました。     
   
 
TOP