『第30回雨情忌(20.1.24)』

           
        Posted on 2020年 1月 31日      
     
        今月27日は、小諸にゆかりのある明治時代の童謡詩人、 野口雨情の命日でした。
これに合わせ、小諸野口雨情会が、 「雨情忌―花と童謡を捧げる集い」を 今月24日(金)、菱野温泉・薬師館で開きました。 野口雨情は明治から昭和にかけて活躍した詩人。 「しゃぼん玉」や「七つの子」など 数多くの童謡の作詞を手掛けました。 明治15年5月29日に茨城県で生まれ、 63年の生涯において、 全国各地にゆかりのある曲を残しています。 昭和8年、51才の時には 菱野温泉・薬師館に3泊した記録が残されていて、 のちに、「小諸小唄」や「菱野小唄」といった 小諸ゆかりの作品を発表しました。
雨情が残した小諸ゆかりの歌を後世に伝えようと、 昭和63年に市民有志が「小諸野口雨情会」を設立。 以来、雨情ゆかりの地を巡ったり、 「菱野小唄」の保存に努めたりしてきました。 「雨情忌」は、平成3年から毎年、 雨情の命日に合わせて行われています。 会場となった薬師館には、 会員や来賓などおよそ30人が集まりました。 式典では、出席者らが祭壇に花を捧げた他、 朗読や献句も行われました。 献句として、長年小諸野口雨情会の顧問を務め、 十年ほど前に亡くなった 小林忠司さんの句が代読されました。 また、女声合唱団「コールフローラ小諸」が、 雨情が作ったおなじみの童謡を披露しました。 最後には全員で菱野小唄を歌い、参加者たちは 雨情の功績を偲びました。     
   
 
TOP