『第21回「小諸・藤村文学賞」入選作品発表(15.6.23)』
23日(火)、古城にある中棚荘では、
今年で21回目となる
「小諸・藤村文学賞」の
入選作品の発表が行なわれました。
この文学賞は、小諸にゆかりのある文豪・
島崎藤村の生誕120年と没後50年を記念し、
エッセイを対象として毎年行なわれているものです。
応募総数は2012年から4年連続で2300点を上回っており、
今年は日本全国や海外から
合計2443点の作品が寄せられました。
選考委員は、2月から5月にかけて2回の予備選考を行った他、
22日(月)には本選考を実施。
入選作品23点が決まりました。
そのうち一般の部の最優秀賞に選ばれたのは、
長野県松本市在住の砂田実法さんの作品
「メゾン・ド・ヌルーパス」です。
この作品には、
温泉旅館で働く若い女性ふたりの友情が描かれています。
その他、小諸市内からは、応募当時 小諸高校の3年生だった
岩崎若葉さんが、
高校生の部で佳作賞を受賞しています。
講評に立ったエッセイストの森まゆみさんは、
「今年の高校生の部は、親子の関係について
具体的に表現された作品が多く感銘を受けた。」
などと話しました。
主催した「小諸・藤村文学賞」事務局では、
今後はもっと市民への応募を呼びかけ、
この賞への参加を生涯学習の一環にしていきたいとしています。
なお、今回の入選作品の表彰式は、
8月21日(金)、ベルウィンこもろで行われる予定です。