『第2回音楽のまち・こもろ「作曲コンクール」表彰式(18.9.23)』

           
        Posted on 2018年 10月 9日      
     
        児童や生徒を対象に去年初めて企画された 「音楽のまち・こもろ作曲コンクール」がことしも行われ、 23日(日)には、 小諸市民音楽祭の第1部として、 このコンクールの入賞者らが集い、 表彰式が行われました。
『音楽のまち・こもろ作曲コンクール』は、 音楽好きの若者を発掘し、 音楽文化の向上につなげるとともに、 町中に音楽があふれる小諸を目指して、 去年から行われているものです。 小泉市長は挨拶で、 「子どもたちに、作曲を通じて、 小諸のまちづくりに参画してもらうということは、 大変意義のあるもの。 これからも音楽を身近に感じて楽しめるまちづくりを みなさんと進めていきたい。」と述べました。 市内の児童生徒を対象に行われた今回のコンクールには、 小学生25作品、中学生4作品、 高校生4作品の計33作品の応募があり、 作曲家や音楽関係者など専門家による予備審査を実施。 優秀賞6作品、佳作7作品が決定しました。 最優秀賞は、最終審査で、 優秀賞6作品の中から 1作品が選ばれています。 選考には、 アニメやドラマ、映画などの 音楽を担当するなど、多方面で活躍し、 信州総文祭のイメージソングも手掛けた、 筑北村出身の作曲家、横山克さんが 携わりました。 最優秀賞に選ばれたのは、 小諸高校音楽科2年生、 山﨑美徳さんの作品です。
山﨑さん 「私は新潟県から小諸高校に通わせていただいているのですが、 初めて来たときに懐古園のイメージがとても強く残っていて、 まず和のイメージと、小諸の落ち着いた感じを時計で時間の流れ、 時の経過を表せたらいいなと思って作曲をさせていただきました。 なるべくシンプルで小諸の皆様になじむような曲になればいいな と思って作曲をしました。 これから、1月1日から1年間毎日5時に流れるということで、 私もあと高校1年間で毎日聴けるかと思うと、 とてもわくわくしています。 皆様に愛される曲になっていればいいかなと思っております。 良ければ皆様、5時には私の曲をいい曲だなと思いながら 聞いていただけるとうれしいです。 よろしくお願いします。」
この日は、最終選考に携わった作曲家の横山克さんが 特別ゲストで登場。 山﨑さんの曲を最優秀賞として選んだ理由について、 「防災無線ということで、単旋律で流しても シンプルで聞けるものなのか考えた。」と説明。 実際に山﨑さんの曲をアレンジしながら、 自身の曲作りに対する考えなどを話しました。
横山さん 「たとえば僕もこのメロディを使って 映画を一本書いてくださいと言われたら多分いろんなアレンジをして 多分これは映画のメロディーを書くということもできると思いました。 すごく僕はシンプルであるものを膨らませることが好きで、 つまりこれに耐えうるメロディーというのは やはり繰り返し聞いてもいいものだということは、 つまり防災無縁のメロディーにしても きっと良いものであろうという風に考えて 今回選ばせていただきました。」   横山さんはこのように話し、 「作曲は正解がない。日々探求していくことが面白い。 これからも音楽を続けてほしい。」 などと呼び掛けていました。 最優秀賞に選ばれた、山﨑美徳さんの作品 「夕日がにじむ時計」は、 来年1月から、 防災行政無線で、 夕方5時のサインメロディーとして採用されます。     
   
 
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