『第2回 認知症セミナー (16.3.15)』

           
        Posted on 2016年 3月 23日      
     
       

15日(火)、ステラホールを会場に、

認知症についてのセミナーが開かれました。

このセミナーは、

認知症について正しく知ってもらおうと、

市の主催で毎年2回開かれているものです。

会場にはおよそ140人が集まりました。

講師を務めたのは、仙台市在住で、

2013年に、39歳の若さで

アルツハイマー型認知症を発症した

丹野智文さんです。

認知症の当事者の声を聴くことで、

身近な人への支援の仕方を考えられるようにと

市が講演を依頼しました。

丹野さんは、以前は営業職でしたが、

現在は事務職に転換して仕事を続け、

休日に自らの体験を語る活動を行っています。

集まった人たちに、丹野さんは

「認知症を恥ずかしいと思うことはない。

病気を隠さないことで周りの人たちから

色々な支援がもらえる」などと

呼びかけていました。

また、この日は丹野さんに続き、

公益社団法人 認知症と家族の会 宮城県支部の

若生栄子さんも登壇しました。

若生さんは、世話人としての丹野さんとの出会いや、

認知症の方との関わり方を紹介。

「できないことをサポートし、

できることは一緒に楽しむことが大切」などと話しました。

集まった人たちは、

当事者と世話人の双方から話を聞くことで、

認知症についての理解を深めているようでした。

小諸市では、国が2018年度までに

全国の市町村への設置を目指している

「認知症初期集中支援チーム」を

今月中に設置する予定です。

支援チームには看護師が在籍し、

地域の医療や介護機関との連携を取りながら、

初期段階からの支援を行います。

市では今後も、今回のようなセミナーを行い、

認知症になっても住み慣れた地域で暮らせる

まちづくりに繋げたいとしています。

     
   
 
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