『第16回刻字篆刻一葦書会一門展(14.11.29)』
28日(金)から30日(日)までの3日間、
小諸市在住の書家
依田行舟さんとその門下生たちの作品展
「刻字篆刻 一葦(いちい)書会 一門展」が
佐久創造館を会場に開かれました。
この作品展は、書家の依田行舟さんと
その門下生たちの刻字・篆刻作品を発表する場として
開かれているもので
今年で16回目を迎えます。
今回は、依田行舟さんが講師を務めている
小諸市の「一葦書会」をはじめ、
東信地区を中心とする各支部の門下生106人から
刻字や篆刻など、それぞれが今年1年間に制作した作品
およそ300点が寄せられました。
3日間に渡って開かれた作品展。
中日となった29日には、
門下生らが依田行舟さんによる
作品の解説を聞くなどして、
書への造詣を深めていました。
刻字や篆刻の作品は、一度書道作品をつくり、
それを基に板や石を彫ってつくられます。
依田さんの門下生らは、「自書自刻」をテーマに、
モチーフとなる言葉選びから文字体や、表現方法まで
手本などを用いずに個々で考えて制作しており、
自由な作風で個性あふれる作品が
数多く展示されていました。
そのうち、主宰の依田行舟さんが出展した、
今年2月の大雪の頃の自身の日常を
漢詩にしたためて刻字にした作品は、
一際大きな存在感を放っていました。
また、絵画と字を合わせて表現したものや、
板に斬新な色を塗った作品もあり
幅広いジャンルの作品が会場を彩っていました。