『第9回北国街道小諸宿のお人形さんめぐり (13.2.23)』
今年で9回目の開催となる、「北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」が、
23日(土)から来月10日までの日程で始まりました。
「お人形さんめぐり」初日となった23日(土)には、健速会館でオープニングセレモニーが行われ、
関係者などおよそ70人が集まりました。
挨拶に続いては、艶やかな着物に身を包んだ「りんどう会とその仲間たち」のメンバーや
区内に住む子どもたちが、歌やコカリナの演奏を披露しました。
ひなまつりにちなんだ楽曲のほか、今年は復興支援の想いを込めて選んだ曲も演奏され、
会場を盛り上げていました。
またこの日は、講演会などを通して子育て支援を行っている「NPO法人キッズ愛」の主催で、
子どもたちを対象とした人形劇も行われました。
個性的な人形が登場してテンポよく進められていく人形劇に、
集まった子どもたちは引き込まれるように見入り、終始楽しそうな笑顔を浮かべていました。
「北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」は、本町区の女性有志らで作る実行委員会が、
街の活性化を目指して8年前から行っているものです。
本町通りを始め、相生町や大手、市町、荒町、与良など、
北国街道沿いの商店にはつるし雛やひな人形が飾られ、街中が桃の節句の雰囲気に包まれます。
9回目を迎えた今年は、100軒を越える個人や商店の協力を得て、
様々な年代の雛人形が展示されています。
メイン会場となるほんまち町屋館には、江戸時代に作られたという年代ものの享保雛や、
つるし雛などが会場いっぱいに飾られ、訪れた人たちの目を楽しませています。
また今年は、訪れた人たちにできるだけ小諸の町を歩いてもらいたいという想いから、
初めて「スタンプラリー」が企画されました。
指定された市内の4箇所のうち、3つのスタンプを集めると粗品がもらえるということで、
さっそくスタンプを押す人の姿も見られました。
この他、来月10日までのお人形さんめぐりの期間中、本町通り沿いには、
地元の子どもたちが夢や願い事を書いた短冊や、本町の女性たちお手製の「小諸宿の華」などが飾られ、
いつもとは一味違った雰囲気を楽しむことができます。
なお、来月10日までの開催期間中は、
小諸図書館を会場にお雛様にちなんだ本の企画展が行われているほか、
3日(日)には、人力車によるお人形さんめぐりや、相生町のおかみさんたちと楽しむ「大女子会」も
予定されています。