『第40回小諸市保健推進員会公開講演会(13・4・13)』
13日(土)、第40回小諸市保健推進員会の総会が開かれ、総会終了後には、
一般向けに公開した講演会が行われました。
この講演会は、食育について多くの人に理解を深めてもらおうと、
小諸市保健推進員会の主催で開かれたものです。
会場には、市民や保健推進員会の会員など、およそ200人が集まりました。
講師を務めたのは、日本箸文化協会の代表で、トータルフードプロデューサーとして
全国各地で講演会などを行っている小倉朋子さんです。
「食べ方は生き方の鏡~心に栄養を届ける~」と題して講壇に立った小倉さんは、
最近の家庭では、魚がなかなか食卓にのぼらないと話し、その理由として、
「調理するのも食べるのも面倒くさい」「調理方法がわからない」というものが
大半を占めていると紹介しました。
その中で小倉さんは、近年売れている商品に利便性に特化したものが多いというのも、
調理を面倒くさがる人が増えていることが影響していると話しました。
講義終盤には、箸の持ち方や使い方についても話が展開され、バランス良く食べることも大切だが、
食べ方も非常に重要だと紹介していました。
最後に小倉さんは、「人間は、食べ続けて死んでいく。日常の食べ方が生き方に結びつく」と話し、
食べ方を次世代に繋ぐのは皆さんなのでしっかりと伝えていって欲しい」と
集まった人たちに呼びかけていました。
身近な食に関する内容ということもあり、集まった人たちは熱心にメモをとるなどしながら
真剣な表情で話に聞き入っていました。