『第4回小諸市庁舎等建設市民懇話会(13・2・26)』
小諸市では、小諸厚生総合病院と市役所庁舎などを現在の市役所敷地一帯で整備する計画に伴い、
市役所新庁舎と図書館などの基本設計に市民の意見を反映させていくための懇話会を開いています。
26日(火)には、4回目となる会合が文化センターで開かれました。
この日は、有識者や市議会議員、それに市内の各団体の代表者や公募の市民らで構成される委員
18人のうち、16人が参加しました。
会合ではまず、市庁舎などの基本設計業務を担っている、
石本建築事務所の担当者から図書館とコミュニティスペースのレイアウト案について説明が行われました。
これによると、新図書館とコミュニティスペースは、現在の立体駐車場やコミュニティセンター、
小諸商工会議所会館の位置に2階建てで建設され、1階部分が図書館、
2階部分がコミュニティスペースとなる予定です。
図書館のレイアウト案には、「図書館の背骨」としてエントランスから視線が抜ける配置を取り入れたり、
見通しのきくカウンターを設けるなど、これまでにワークショップなどで市民らから寄せられた意見が
反映されています。
フロア一帯は、病院側を「静(せい)」のゾーン、あいおい公園側を「動(どう)」のゾーンとし、
病院側には、静かに勉強などができる「クワイエットルーム」や健康支援コーナーが設けられる予定です。
一方、あいおい公園側の「動」のゾーンには、公園にいる人たちにも
図書館の楽しげな雰囲気が伝わるようにと児童エリアが計画されています。
このエリアには、靴を脱いで利用できるスペースやカーテン付きの読み聞かせコーナーなど、
市民から寄せられた、親子で図書館を楽しめるアイディアが数多く取り入れられました。
一方、コミュニティスペースには、1階エントランスや地下駐車場からはエレベーターで、
相生町商店街やあいおい公園からは階段で、また、庁舎からは渡り廊下を使って入ることができます。
フロアには、交流の場にもなる談話コーナーや情報ラウンジ、ホワイエのほかに、会議室や多目的ホール、
スタジオなど全12室が設けられる予定で、収容人数は502人を見込んでいます。
各部屋はそれぞれ用途に合わせた使い方ができるようにと、工夫されていて仕切りを使って
部屋の広さを変えることができる会議室や気兼ねなくバンド活動などができる防音スタジオ、
それに、多目的ホールの控室としても利用できる小会議室などが検討されています。
また、多目的ホールは、椅子を可動式にすることで講演会や展示会、
サークル活動など様々な活動に対応できる形になっています。
ホールの収容人数は286人で、椅子をすべて収納した場合にはおよそ200平米の
空間ができる予定です。
またステージは、奥行3メートル程度の固定のものと併せて移動ステージが計画され、
奥行を出すなどして、ショーや演劇をより楽しめるつくりとなりそうです。
説明を聞いた委員からは、レイアウト案に関する質問や意見が挙げられました。
図書館の児童エリアの窓に関する質問には石本建築事務所の担当者が、
「外からも中からも見て楽しめるよう検討していきたい。また個人の席については
西日対策などもしていく。」と答えていました。
このほかこの日は、駐車場や交通機関の充実を求める声も多数あがり、
委員からは、「駐車場の幅は広い方が停めやすい」、
「車の運転ができない人もドアtoドアで行けるようにしてほしい」などといった意見が挙げられていました。
小諸市では、26日に行われる市民懇話会で出た意見も踏まえて基本設計をまとめ、
4月21日に市民報告会を行う予定です。
なお、今後のスケジュールについては、5月に実施設計に入り、平成26年3月に庁舎の建設に着工、
平成27年6月末に竣工を予定しているということです。
小諸市では基本設計はもちろん、実施設計にもできる限り市民の声を取り入れていきたいとしています。
次回市民懇話会が行われる26日(火)には市民を対象としたワークショップの開催も予定されています。