『第10回サイクリング・フェスティバルあさま 車坂峠ヒルクライム(14.5.11)』
11日(日)には、標高差1000メートル、
12キロの坂道を自転車で登るイベント、
「第10回サイクリングフェスティバルあさま
車坂峠ヒルクライム」が行われました。
今年で10回目となるこのイベントは、
浅間山麓の自然を、
健康的で環境に優しい自転車で
楽しんでもらうとともに、
地域の活性化につなげていこうと、
市や市民有志などで作る実行委員会が、
毎年行っているものです。
今年は、6歳から67歳まで、
全国各地からおよそ600人が参加しました。
中には、前日の「なつまちサイクリング&ウォーキング」に
引き続いて参加した人や、
「なつまち」の登場人物に扮して参加している人の姿も
見られました。
大会は、標高差1000メートル、距離12キロ、
平均斜度8%のヒルクライムで行われます。
今年も例年同様、
サイクリングを楽しむ「エンジョイの部」と、
タイムで競い合う
「ロードレーサーの部」、「マウンテンバイクの部」、
それに、「女子の部」が設けられ、
まず、「エンジョイの部」の参加者たちが
一斉にスタートしました。
一方、タイムで順位を競う、
「ロードレーサーの部」や「マウンテンバイクの部」、
それに、「女子の部」の選手たちが出発するのは、
天池公民館前です。
そのうち、「ロードレーサーの部」は、
年代別に6つのグループに分かれてスタートとなります。
今年は60歳以上の参加者も多く、
自転車愛好者層の幅広さが伺えました。
スタートの合図と共に走り出して行く参加者たち。
タイムを競うレースだけに、
日頃から練習を積んだり、
大会などに出場している人も多く、
皆、急な斜面を颯爽と登っていきました。
中間地点では、応援に訪れていた家族や、
「エンジョイの部」の参加者らが、
タイムレースに参加している選手たちを待ち受けます。
大きな声援を力に、
選手たちは、ひたむきに自転車を走らせていきました。
終盤に差し掛かり、さらに斜度がきつくなってくるこのコース。
満開の山桜と新緑のカラマツが出迎える坂道を、
参加者らは息を荒げながら、
懸命に自転車を漕いでいきました。
雲一つない晴天の五月晴れとなったこの日。
ゴールを目前にした標高1900メートル地点からは、
小諸市街地や佐久平一帯が一望できます。
参加者らは、絶景を背にしながら、
最後の力を振り絞りゴールを目指していました。
坂を上りきるとようやく
高峰高原ホテル前のゴール地点に到着です。
参加者たちは出迎えたスタッフらの拍手や声援を受けながら、
清清しい表情で、次々とゴールしていました。