『移動企画シリーズ第14弾【与良ものがたり】 (26.5.16)』
明治から昭和にかけて蚕糸業で栄えた
小諸の歴史と文化を広め、
地域の賑わいづくりにつなげようと
活動を行っているNPO法人
「糸のまち・こもろプロジェクト」。
プロジェクトによる移動企画シリーズ
第14弾として、「与良ものがたり」が、
5月16日(土)北国街道与良館で行われました。
このイベントは、NPO法人
「糸のまち・こもろプロジェクト」が
明治から昭和にかけて、
蚕糸業で栄えた小諸の歴史を
知ってもらおうと主催したものです。
この日は、市内外から訪れた人や
プロジェクトの会員など
およそ40人が参加しました。
第14弾のタイトルは、
「与良ものがたり
~蚕種~シルクつながりを学ぶ~」。
講演会と与良周辺の街歩きで構成された他、
氷風穴で貯蔵している蚕種や
ふ化したばかりの蚕の幼虫などの
展示も行われました。
糸のまち・こもろプロジェクト
清水寛美理事長
「こちらは職人のまちでございますので、
製糸工場を動かすためにはボイラーとか、
それからそこに納める養蚕農家が繭を生産する。
そういったことでとても
こちらの通りに並んでおります商店が
養蚕農家の拠り所になりました。」
講師を務めたのは、
繊維分野専門の研究者である鴇田章さんです。
鴇田さんは、ルーズソックスをはじめとした
レッグウェアのヒット商品を手掛けたことでも
知られています。
今回の演題は「日本を大国にのし上げた養蚕業と
アメリカ女性を虜にした絹ストッキング」。
靴下のルーツの考察から始まり、
養蚕農家や製糸工場、さらに日本産絹の
フルファッションドストッキングの
見どころを掘り下げました。
鴇田章さん
「第2次世界大戦になる手前に、
日本は生糸をアメリカに
輸出するのを辞めたんですね。
でも80%以上が生糸は
日本がアメリカに納めていたんです。
後の20%がイタリアと中国だったんですね。
ところが日本とイタリアと中国で
糸を比較すると、どうしてもやっぱり
糸自体が綺麗じゃない。丈夫でもない。
網目がやっぱり綺麗に見えないということで。」
会場には、鴇田さんの
ストッキングコレクションも展示。
あまり知られていない
与良の蚕糸関係の歴史を糸口に、
小諸から、日本、世界が見える
イベントとなったようです。