『男はつらいよフィルム上映会 (13.8.31)』
先月31日(金)寅さんゆかりの地である小諸を寅さんで盛り上げていこうと活動している有志のグループ
「コモロ寅さんプロジェクト」が、「男はつらいよ」シリーズ第1作のフィルム上映会を
「寅さん会館」地下のやすらぎ会館で開きました。
この上映会を前には、寅さん映画の衣装係を務めた本間邦仁さんを招いてのトークショーなども行われ、
寅さんファンらが集いました。
この日のイベントでは始めに、やすらぎ会館の映写室の特別見学会とデモ上映が行われました。
訪れた人たちは、映写技師の山上仁(やまがみひとし)さんから説明を受けながら、
生産中止となった最終型の映写機を興味深そうに見て回りました。
また、会場には、葛飾柴又で観光ガイドを行っている寅さんのそっくりさん、
野口寅次郎さんも飛び入りで参加し、寅さんのモノマネで会場を沸かせました。
このイベントは、寅さんゆかりの地である小諸を寅さんで盛り上げていこうと活動している有志のグループ
「コモロ寅さんプロジェクト」が企画したものです。
去年、小諸を舞台にした第40作「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」を上映したのに続き、
今回は、シリーズ第1作の公開日が8月27日だったことから、第1作公開記念として、
当時の貴重なフィルムを松竹から借り受け、上映することになりました。
上映を前に、山田洋次監督の下、「男はつらいよ」第29作から衣装係として携わってきた、
本間邦仁(ほんま・くにひと)さんのトークショーが行われ、本間さんが、「男はつらいよ」撮影時の
知られざるエピソードなどを紹介しました。
その中で本間さんは、「山田監督は、エキストラも含めて、衣装にもこだわりを持っていた。」と話し、
「その場の雰囲気を演出するために、地元の人が着ている服をその場で借りることもあった。」などと、
裏話や苦労話を披露しました。
更に本間さんは、「寅さん映画の撮影は、厳しい中にも楽しさがあった。」などと、
当時を懐かしそうに振り返っていました。
また、寅さんを演じた渥美清さんについては、
「衣装を着た途端に寅さんになりきることができる素晴らしい役者だった。」などと話し、
渥美さんと交わした会話などを紹介していました。
この日は第1作のフィルム上映会が行われるということもあり、トークショーから多くの人が訪れ、
本間さんの話に聞き入っていました。
この日トークショーを行った本間さんは、「男はつらいよ」の小諸ロケ以降、小諸市の山浦に家を購入し、
現在は小諸市にお住まいだということです。
多くの人が訪れたこの日のイベント。
トークショーには、およそ60人が訪れていましたが、この後の第1作のフィルム上映には、
更に多くの人が訪れ、男はつらいよ第1作を楽しんだということです。
こもろ寅さんプロジェクトでは、これまで休館中である寅さん会館存続に向けた取り組みや、
会館の活用についてのワークショップを開くなど、寅さんゆかりの小諸を盛り上げ、
貴重な財産を残していこうという活動を継続して行っています。
ボランティアスタッフはもちろん、イベントへの参加者も増えており、
有志の皆さんの活動が徐々に輪を広げているようです。