『特殊詐欺を未然に防止した金融機関に関する感謝状(15.4.13)』

           
        Posted on 2015年 4月 21日      
     
       

お年寄りを狙って、多額の現金をだまし取る特殊詐欺が

県内で多発していますが、

今年に入ってから小諸市内でも被害の報告がなされています。

この被害を水際で食い止めたとして、

10日(金)には、

八十二銀行小諸支店へ感謝状が贈られました。

この日は、八十二銀行小諸支店の

小林明宏支店長に感謝状が手渡されました。

八十二銀行小諸支店では、今年の3月20日、

窓口に500万円の預金を払い戻しに来た90代の女性に対し、

対応にあたった職員が、その使い道を確認するなどして

特殊詐欺事案であることに気付き、

女性を説得して払い戻しを思いとどまらせています。

この女性宅には、

東京の生活支援センターを名乗る者から電話があり、

「手術をした仙台の女性が小諸の施設に入るためには

小諸に住む人の名義が必要で、

既にその女性は500万円支払っているので、

あとはあなたが支払うだけだ」などと言われました。

電話を受けた女性はこのことを信用し、

犯人に言われるがままに定期預金を解約して

現金を用意しようとしたものです。

また、その10日後の3月30日にも、

窓口に500万円の預金を払い戻しに訪れた

70代の男性に対し、

対応にあたった八十二銀行の職員が

その使い道を確認する中から

特殊詐欺事案であることに気付き、

男性を説得して払い戻しを思いとどまらせています。

この男性には、息子を名乗る男から

「仕事に失敗して500万円が必要なので

家まで受け取りに行く」などと電話があり、

男性はこれを信用し、

定期預金を解約して現金を用意しようとしていました。

碓井署長は、「金融機関は最後の砦です」と話した上で、

「引き続き皆さんには

こうした事案の被害防止に努めてもらいたい」と

呼びかけていました。

八十二銀行小諸支店では、日ごろから

警察から配布された特殊詐欺被害防止の

マニュアルなどを活用してロールプレイを行っており、

引き続き注意深く対応していきたいとしています。

     
   
 
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