『災害時等における 飲料水の供給協力に関する協定調印式 (25.6.13)』
小諸市は、ダイドードリンコ株式会社中部営業部と
災害時における飲料水の供給に関する協定を
19日(木)に締結しました。
市役所で行われた調印式には、
ダイドードリンコ株式会社中部営業部の
開清文部長ら3人と、
小泉市長ら市の関係者が出席しました。
「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」を理念に
全国で、飲料・食品から薬品まで
幅広く事業を展開している
ダイドードグループ。
今回の協定は、
災害時に被災者や災害従事者らへの
飲料水の供給協力のため締結されました。
また、今回の締結により、
災害発生時、停電状態において、
被災者へ飲料水を無償で提供することができる
「つなぐ災害救援自動販売機」が
全国で初めて設置となりました。
設置場所は、こもろ医療センター玄関前です。
これまでの災害救援自販機は、
自販機の管理者がその場に行き、
非常用のカギを使用することで
飲料水が無償提供されるものでした。
小諸市にも3か所設置されています。
今回設置された自販機は、
ダイヤルキーでロックされた
非常用のカギが内蔵されているため、
管理者が離れていても被災者が
電話で市にダイヤル番号を
問い合わせることで開錠。
無償での飲料水提供が可能となります。
飲料業界において、
市と連携した自動販売機、
そして、非常用のカギが
内蔵されているタイプの設置は
全国初です。
ダイドードリンコ株式会社
「災害の協定ということで
災害時飲料を供給するということが
小諸市様とは結んでいなかったものですから、
そこを確立したい。
あとはつなぐ災害救援自販機を持ってきてですね。
そこを新たな取り組みとして、
うちはここを起点として
全国に広げたいという思惑もございます。
災害が起こった際は、
市の方で災害対策課を設立すると同時に
われわれ近くの営業所から
飲料を無償で提供できるという所も
ネットワークは結んでいます。
目印としては「つなぐ災害救援自販機」という
ひとつのキーワードを思って頂いて
災害あった際にはそうだ!
あそこに行けば!
とすると世の中の当たり前になるのかな、
そんな思いでいます。」
小諸市では災害時に備え、
企業や他市町村などと今後も積極的に
協定を結んでいくとしています。
市長
「これを(つなぐ災害救援自販機)
使わないことがいいんですけど、
災害がないという意味でね。
もし、災害があった際には
今までとまた違った形で
一般の方も自動販売機を使えるという意味で
非常に画期的なものだと思います。
そういう意味では
市民の生命や身体の安全を図られる
という意味で大変期待しています。
一般的な災害協定という意味では
今後佐川急便さんと
災害時における物資の運搬に関しての
災害協定を締結する予定があります。
小諸市はこれまでも50以上の協定を結んでいますし、
いざ有事の時には市民の皆さんが
少しでも安心、安全に過ごせるように
災害時における協定を積極的に
結んでいきたいと思いますので、
またいろんなご要望等ありましたら
市役所の危機管理課の方に
およせ頂けるとありがたいです。」