『災害時等におけるドローンを活用した 支援活動等に関する協定 調印式』 (25.10.14)』
小諸市は、
一般社団法人ドローン減災士協会長野支部と
「災害時等におけるドローンを活用した
支援活動等に関する協定」を
10月14日(火)に締結しました。
この日の調印式には、
一般社団法人ドローン減災士協会長野支部を運営する
千曲運輸株式会社
代表取締役社長の中嶋剛登さんら役員と
小泉市長ら市の関係者が出席しました。
千曲運輸株式会社では
ドローン事業部として、
JUAVAC
ドローンエキスパートアカデミー長野校を
小諸市内に開設。
ドローンを利用した社会貢献活動を理念に掲げ、
物資輸送などの際に活躍する
ドローン操縦士を育成しています。
また、一般社団法人ドローン減災士協会の長野支部として
災害の知識とドローンの技術を兼ね備えた
ドローン減災士の育成にも力を注いでいます。
今回の協定は、市内で災害が発生した際、
市からの要請にもとづいて、
ドローンを使用した被災現場などでの支援活動や復旧活動、
および平常時における防災啓発事業などへの協力を
定めたものです。
支援活動の内容は、
物資の運搬や避難支援、被災状況の調査など
多岐にわたります。
この日は、さまざまな支援活動の中から、
ドローンに搭載したスピーカーから放送し
避難を呼びかける避難支援と、
赤外線カメラを使って遭難者の捜索を行う捜索支援、
そして、物資搬送のデモンストレーションも行われました。
中嶋さん
「はじめてドローンを使った災害協定ということで、
発災時だけではなくて、平時でも防災に関して、
貢献できるようにがんばろうということで、
身が引き締まる思いです。
もともとドローンの事業を始めるにあたっては、
防災で何か貢献したいなという思いがありましたので、
そういったことで言えばこういうことができているのはありがたい。
こういったことを続けていたら、
長野県の方で実証事業で、
浅間山荘の方で火山館までの
物資輸送を実証できる機会を与えていただいて、
上手くいったということが
(調印に至る)最後のきっかけかなという感じです。
被害に遭われた方が最小限の被害で、
あとは多くの人が救われればいいかなと思っています。」
小泉市長
「有事の際には、非常に活躍する
ドローンの協定が結べたということは、
大変市民にとっても、
また市にとってもありがたいことかなと思っています。
目の当たりに見させてもらうと、重い物も運べたり、
スピーカーも非常にクリアな音でちゃんと誘導ができたり、
聞いている人たちがちゃんと認識ができるということで、
かなり進んでいるんだなということを感じました。
市民の皆さんには、安心・安全に、また有事の時には、
こういうものを頼りながらしっかり自分の命を守っていただく、
そういう支援を市としてまたやっていきたいなという風に思っています。」
今回の締結で小諸市と業者間における
災害協定の締結は54件目に。
小諸市では災害時に備え、
企業や他市町村などと今後も積極的に
協定を結んでいくとしています。