『演劇公演「熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン~」開催 (23.5.4)』

           
        Posted on 2023年 5月 18日      
     
        市内で活動する「劇団四分ノ三」による 無料演劇公演と中高生向けの演劇ワークショップが、 今月3日()と4日()の 2日間にわたり行われました。
2日目の4日()の午後には ステラホールで無料公演が行われ、 市内外から観客が訪れました。
今回のイベントを主催した 劇団四分ノ三は、小諸市を拠点に活動していて、 東京で活動を続ける社会人劇団 「Three Quarter」から独立した劇団です。
「劇団四分ノ三」代表の 斉名高志さんと 演出・脚本を担当する 清水みき枝さんが、 今回のイベントを企画しました。
清水さんが2年前まで代表を務めていた 社会人劇団「Three Quarter」は、 毎年5月の大型連休に合わせて、 合宿稽古を実施。 ことしは小諸で行うこととなり、 これに合わせて今回、中高生向けのワークショップと 無料公演を企画しました。
この日披露された演目は、 4人芝居の「熱海殺人事件 ~モンテカルロイリュージョン~」。 日本を代表する劇作家、つかこうへいの代表作品で、 今回、清水さんが脚本演出を手掛け、 社会人劇団「Three Quarter」の メンバーらにより上演されました。
熱海の海岸で起きた殺人事件。 棒高跳びの元オリンピック日本代表である 東京警視庁部長刑事、 木村伝兵衛を中心とする 3人の刑事が事件の真相を明らかにしていく物語です。
途中の回想シーンで、殺害された山口アイ子役を演じた 芝崎柚子さんが、 迫真の演技で観客を引き込みます。
上演後、出演者たちに盛大な拍手が贈られていました。
来場者 「とても面白かったです。 演技ってすごいなあって思いました。」 「まあ素晴らしい、あんなね。 昔の学芸会思い出しちゃった。 こんなに立派にできるんだなあって。 お芝居、久しぶりに見たので楽しめました、とても。 あんなに長いセリフ、よく覚えていられるなあって。 (本当にそうですよね)」
また、中高生を対象とした演劇ワークショップには、 2日間でおよそ20人が参加。 社会人劇団「Three Quarter」のメンバーらが講師となり、 地域の中高生へ演劇に触れる楽しさ、 また喜びを伝えようと行われました。
参加した中高生たちは、 はじめは緊張していたものの、だんだんと慣れていき、 表現することの楽しさに触れている様子でした。
劇団四分ノ三では、 地域の人たちに演劇の魅力を伝えるべく、 今後もこのような取り組みを行いたいとしています。
斉名さん 「小諸に来てことしで3年目なんですけど、 来たら絶対にやろうって思っていて。 なかなか機会が無かったんですけれど、 ようやくその機会が回ってきて。 よしできるぞっていうので。 どうせやるなら、 若い子たち巻き込んでやりたいなっていうのがあって。 もっと若い子たち、子どもたちに、 もっと自己表現していいんだよ、 もっと自分に自信もっていいよとか、 自己肯定感を促すにはとても良いのかなと。 やっぱり、心に活力で、 心動かさないと心がすさんでいっちゃうので、 そういうのではいいかなって思っています。」

清水さん

「きのう3日は岩村田高校で

ワークショップをしていたんですけれども、

きょうの台本を前もってお渡ししておいて、

その台本で一緒に稽古しましょうっていうことや。

あとは今までマスクをして、

お稽古していたっていうのや、

2m離れないといけないとか、

色々な規制のルールがどうしてもあったので、

コロナ禍から脱出したときに、

ここまでやっていいんだよっていうのを

みんなでもう一度確認しあう

ワークショップをしたいなと思って、

アクションとか、大きな声を出してとか、

台本の会話で接触していいとか

そういったところを一緒にやりました。

また合宿に来ると思うので、

何かしら交流できる企画を作りたいなと思っています。」

     
   
 
TOP