『渋沢栄一と小諸商人 小諸蚕糸文化(21.6.29)』
市内本町にある湯本京都屋呉服店の2階で
「渋沢栄一と小諸商人 小諸蚕糸文化」と題した移動展が
現在、開かれています。
そのオープニングセレモニーが先月29日に行われました。
オープニングセレモニーには、 関係者や、作品の鑑賞に訪れた人など、 およそ10人が集まりました。
「渋沢栄一と小諸商人 小諸蚕糸文化」と題された 今回の移動展。 東沢に住む清水寛美さんの 10年以上に渡る小諸の蚕糸文化研究の集大成として 開かれました。
養蚕農家に生まれ、 35年に渡って着物の仕立てや 着付けなどの仕事を手がけてきた清水さん。
自身が長く糸の文化に携わってきたことから、 かつて製糸業が盛んだった小諸市の歴史を後世に伝えようと、 勉強会などを開いてきた他、 2017年に小諸で行われた「全国風穴サミット」にも、 実行委員の一人として参加しました。
湯本京都屋呉服店の2階に設けられた展示スペース。 蚕種を貯蔵する風穴の説明や、 まゆで作った作品、着物などが展示され、 製糸業の一連の流れを見ることが出来ます。
また、今回は、渋沢栄一と商都小諸の関係をたどりながら、 小諸の糸の産業史についても知ることが出来ます。
展示の中には、1917年、大正6年の5月15日に 渋沢栄一が小諸小学校で講演した内容の全文を記した 大型パネルが。 渋沢栄一自身が青年時代によく訪れていた 佐久地域に対する思いが話されています。
また、清水さんが制作したつるし飾りも展示されています。
こちらの作品は「2018まゆクラフト作品展」で、 見事準グランプリを受賞。 受賞作を紹介する冊子の表紙にも選ばれています。
氷風穴を紹介しているコーナーには まゆを出荷している際に撮影された貴重な写真も。
全国でも有数の蚕種の貯蔵量を誇った 当時の氷風穴の繁栄ぶりが伺えます。
その他にも、 小諸の製糸業の歴史がわかる貴重な資料が 数多く並んでいます。
清水さん 「考え方というのは、大変あって、良い悪い、めんどくさいといっぱいあります。 全部飲み込んでしなければ、小諸の素晴らしい歴史が出なかったので、 どんどん歴史が出てきてしまって、 これも調べなきゃあれも調べなきゃとなったらこれだけになりました。 外国で生糸の需要があることから、 富岡製糸場施設主任になった渋沢栄一氏。 大河ドラマに出ている尾高惇忠。 小諸と関わって小諸で製糸業が出来ます。 そういった流れで小諸に参りました講演の内容を読み解きしたいと思いまして、 努力を致しました。 制作編集をして頂いた皆さんで、歴史を共有したいと思います。 根幹産業、花形産業、着物がタンスに入るというところまであって楽しめます。 まゆのクラフトなどにも、触れて頂いて、作品の可能性も見て頂きたい。 ここへ来ると、市民共有の歴史や財産、価値を感じることが出来ます。 ぜひ、おいで頂いて、エピソードなどもお話頂ければ幸いだと思います。 よろしくお願いいたします。」
「渋沢栄一と小諸商人 小諸蚕糸文化」は 今月12日(月)まで開かれています。
オープニングセレモニーには、 関係者や、作品の鑑賞に訪れた人など、 およそ10人が集まりました。
「渋沢栄一と小諸商人 小諸蚕糸文化」と題された 今回の移動展。 東沢に住む清水寛美さんの 10年以上に渡る小諸の蚕糸文化研究の集大成として 開かれました。
養蚕農家に生まれ、 35年に渡って着物の仕立てや 着付けなどの仕事を手がけてきた清水さん。
自身が長く糸の文化に携わってきたことから、 かつて製糸業が盛んだった小諸市の歴史を後世に伝えようと、 勉強会などを開いてきた他、 2017年に小諸で行われた「全国風穴サミット」にも、 実行委員の一人として参加しました。
湯本京都屋呉服店の2階に設けられた展示スペース。 蚕種を貯蔵する風穴の説明や、 まゆで作った作品、着物などが展示され、 製糸業の一連の流れを見ることが出来ます。
また、今回は、渋沢栄一と商都小諸の関係をたどりながら、 小諸の糸の産業史についても知ることが出来ます。
展示の中には、1917年、大正6年の5月15日に 渋沢栄一が小諸小学校で講演した内容の全文を記した 大型パネルが。 渋沢栄一自身が青年時代によく訪れていた 佐久地域に対する思いが話されています。
また、清水さんが制作したつるし飾りも展示されています。
こちらの作品は「2018まゆクラフト作品展」で、 見事準グランプリを受賞。 受賞作を紹介する冊子の表紙にも選ばれています。
氷風穴を紹介しているコーナーには まゆを出荷している際に撮影された貴重な写真も。
全国でも有数の蚕種の貯蔵量を誇った 当時の氷風穴の繁栄ぶりが伺えます。
その他にも、 小諸の製糸業の歴史がわかる貴重な資料が 数多く並んでいます。
清水さん 「考え方というのは、大変あって、良い悪い、めんどくさいといっぱいあります。 全部飲み込んでしなければ、小諸の素晴らしい歴史が出なかったので、 どんどん歴史が出てきてしまって、 これも調べなきゃあれも調べなきゃとなったらこれだけになりました。 外国で生糸の需要があることから、 富岡製糸場施設主任になった渋沢栄一氏。 大河ドラマに出ている尾高惇忠。 小諸と関わって小諸で製糸業が出来ます。 そういった流れで小諸に参りました講演の内容を読み解きしたいと思いまして、 努力を致しました。 制作編集をして頂いた皆さんで、歴史を共有したいと思います。 根幹産業、花形産業、着物がタンスに入るというところまであって楽しめます。 まゆのクラフトなどにも、触れて頂いて、作品の可能性も見て頂きたい。 ここへ来ると、市民共有の歴史や財産、価値を感じることが出来ます。 ぜひ、おいで頂いて、エピソードなどもお話頂ければ幸いだと思います。 よろしくお願いいたします。」
「渋沢栄一と小諸商人 小諸蚕糸文化」は 今月12日(月)まで開かれています。