『海野和男写真展「小諸日記20年」(19.7.28)』

           
        Posted on 2019年 8月 7日      
     
        世界的な昆虫写真家、海野和男さんの作品を集めた 企画展「小諸日記20年」、 「蝶・多様性の世界―世界に蝶を追って―」が 小諸高原美術館・白鳥映雪館で先月24日から 開催されています。 28日(日)には、オープニングセレモニーが行われました。 オープニングセレモニーには、 小泉市長などの来賓や来館者およそ60人が出席。 挨拶に立った海野さんは、20年続けてこられたことに 感謝を表しました。
フリーの昆虫写真家として国内外で活躍する海野さんは、 およそ30年前に小諸市にアトリエを構え、 以来小諸市の昆虫、そして自然を撮影。
昆虫の写真にコメントを付けて掲載する 「小諸日記」を1999年に開始しました。 インターネット上で毎日更新を続け、 ことしで20周年を迎えます。 「小諸日記20年」では、 20年間撮りためた写真をテーマごとに再構成した 大型写真作品をはじめ、 昆虫の美しい色や姿かたちを楽しめる作品およそ460点が 展示されています。 また、子どものころから特に好きだった蝶の写真を撮るため 最近は年に7回海外に撮影に行くという海野さん。 「蝶・多様性の世界」では、 ここ2年間に熱帯地域10か国で撮影した 蝶の写真がおよそ200点展示され、 世界中の個性豊かな蝶の世界を楽しむことができます。 この日は、海野さんが実行委員長を務める 小中学生のための生きもの写真コンテスト 「生きもの写真リトルリーグ」のテーマソングを手掛けた 真辺雄一郎さん・今泉由香さんによる ギター&ヴォーカルコンサートも開催。 訪れた人は海野さんの写真を眺めながら 演奏を楽しみました。 なお会場では、 「生きもの写真リトルリーグ2019」の応募作品を スライドショーで見ることができます。 8日(木)まで、「あなたが選ぶ最優秀作品」の投票を 受け付けていて、 今月10日(土)には表彰式が行われるということです。
海野さん 「あっという間の20年で、 好きこそものの上手なれでよく続いてきたなと自分でも思います。 たぶんね、いつもと違って今回の写真は見て頂くと 小諸ってなんてきれいな所なのっていう風に思うと思う、 本当にこんなにきれいなの?という風に思うかもしれませんけど、 小諸にはそういう季節の空だとか、林だとか、 あとは小さな生き物に目を向ければ、 まだまだきれいなところはたくさんあります。 これはね、もっと全国に小諸の市民が誇るべきことだと思うんですよね。 本当にいいところなので、 どんどん小諸に人が来てもらうようにしたらいいなあという風に、 皆さんにお願いしたいですね。」
「小諸日記20年」などの写真展は、今月28日(水)まで、 小諸高原美術館・白鳥映雪館で開かれています。 入館料は500円、小中高校生は無料となっています。 みなさんぜひ足をお運びください。     
   
 
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