『浅麓工業企業組合 故名立帰山氏の作品を天然染料とデジタル技術で表現 (25.3.10)』
市内でごみ収集運搬業務などを行う
浅麓工業企業組合では、
人や環境などに配慮した
竹炭、麻炭を主成分として
天然水性染料インクを自社で開発し、
製造販売を手掛けています。
このほど、この天然染料と
デジタル技術を駆使し、
去年3月に亡くなった水墨画家、
故・名立帰山さんの作品を表現した
手ぬぐいを制作しました。
2021年に、SDGs認定企業となった 浅麓工業企業組合。 廃棄物運搬業においては、 県内初の認定企業で、 環境に配慮した様々な活動を行っています。
その一環として、 おととしからスタートしたのが、 「シンク・エシカル・プロジェクト」。 人や地球環境、社会、地域に配慮した取り組みとして、 環境に優しい天然染料の開発、製造販売を 手掛けてきました。
小諸市内の放置竹林を伐採して 採取した真竹の炭や 廃棄される麻の茎の部分を炭にした麻炭など 天然素材を組み合わせてつくられたもの。 国内の希少な麻農家の六次産業化の 一助としても進められている取り組みです。 最近では野菜の皮などによる染料も開発しています。
「シンク・エシカル・プロジェクトは、 まずエシカルというものは 倫理的というような形で日本語では 訳されると思うんですけれども、 いわゆる日本でいうところの もったいないだとか そういったところを 大事にしていくようなプロジェクトで 活動させていただいています。」
こうした取り組みを続ける中、 浅麓工業企業組合では、 去年3月に亡くなった、 市内の水墨画家、名立帰山さんの 活動の軌跡を保存するための 新たなプロジェクトに着手しました。
名立さんが生前、 八満の正眼院に寄贈した 「龍の襖絵」をデジタルデータに変換し、 通常よりも環境に優しいデジタル捺染技術で 名立さんの筆脈を再現。 自社開発の天然染料で染色し、 伝統的なアナログ技術と 現代の技術を組み合わせた 特別な手ぬぐいを制作しました。
「名立帰山先生は市内で 知っていらっしゃる方も いらっしゃると思うんですけれども 昨年辰年のときに 他社の新春号で 正眼印の龍のふすま絵がありまして、 それを取り上げている記事がありまして、 すごい龍だなと思って、 ぜひ名立先生の作品を残していきたい というところで いわゆるコラボという形でさせていただいて、 デジタル捺染という技術で 再現して商品にいたしました。 今までも印刷するような技術というのは シルクスクリーンという形で やっていたんですけれども それだとどうしても 水墨画独特のかすれだとか そういったものが どうしても出なくて 単純に印刷するということも できるんですけれども やっぱりエシカルというところで 環境になるべく負荷をかけたくない というところで、 印刷に関してはいろいろ調べて 一年近く経ってしまったんですけれども デジタル捺染という技術がありまして、 それが従来の印刷の廃水量より 96%削減できるということで、 そういった企業さんに 印刷をお願いしたところです。 できたものを弊社のエシカルインク、 竹炭のインクで染め直して リメイクというような形で 最終的な商品にさせていただいております。」
このプロジェクトに伴い、 天然染料の改良も実施。 今月3日から名立さんの作品を表現した手ぬぐいと、 天然染料のインクの販売を開始しています。 現在は浅麓工業企業組合と 正眼院で販売していますが 今後は順次販売場所を増やしていく計画。 小諸市のふるさと納税の返礼品としても 参加する予定です。 あわせて様々な産業廃棄物から抽出した 多様な色のインク展開も 開発していきたいとしています。
「まずは知って頂きたいというところが 一番ではあるんですけれども、 名立先生亡くなってしまいまして、 そういうところから 小諸市にこういう水墨画家がいたよ というところで、 SNSでもそうですし 様々なところで発信して できる限り多くの方に 知って頂きたいと思っています。 今は小諸市内の放置竹林などを伐採したものを インクにしているんですけれども、 それだけでなく飲食店から出たような残渣だとか そういったものを使って インクにしたりだとか ノベルティにしたりだとかで 活動していきたいと思っております。 浅麓工業はですね50年あまり衛生協として 小諸市に携わってきていますけれども またエシカルというところで 新たに展開をしながら 活動をしているところであります。 てぬぐいは弊社と正眼院さんの方で 販売をしております。 今はてぬぐいはふすま絵一つなんですけれども 帰山先生の他の作品も シリーズ化していきたいとは考えておりますので、 またそういった折に 手に取っていただきたいと思っております。 またインクも弊社で販売しておりますので、 ぜひ立ち寄って頂きたいと思っております。 よろしくお願いいたします。」
2021年に、SDGs認定企業となった 浅麓工業企業組合。 廃棄物運搬業においては、 県内初の認定企業で、 環境に配慮した様々な活動を行っています。
その一環として、 おととしからスタートしたのが、 「シンク・エシカル・プロジェクト」。 人や地球環境、社会、地域に配慮した取り組みとして、 環境に優しい天然染料の開発、製造販売を 手掛けてきました。
小諸市内の放置竹林を伐採して 採取した真竹の炭や 廃棄される麻の茎の部分を炭にした麻炭など 天然素材を組み合わせてつくられたもの。 国内の希少な麻農家の六次産業化の 一助としても進められている取り組みです。 最近では野菜の皮などによる染料も開発しています。
「シンク・エシカル・プロジェクトは、 まずエシカルというものは 倫理的というような形で日本語では 訳されると思うんですけれども、 いわゆる日本でいうところの もったいないだとか そういったところを 大事にしていくようなプロジェクトで 活動させていただいています。」
こうした取り組みを続ける中、 浅麓工業企業組合では、 去年3月に亡くなった、 市内の水墨画家、名立帰山さんの 活動の軌跡を保存するための 新たなプロジェクトに着手しました。
名立さんが生前、 八満の正眼院に寄贈した 「龍の襖絵」をデジタルデータに変換し、 通常よりも環境に優しいデジタル捺染技術で 名立さんの筆脈を再現。 自社開発の天然染料で染色し、 伝統的なアナログ技術と 現代の技術を組み合わせた 特別な手ぬぐいを制作しました。
「名立帰山先生は市内で 知っていらっしゃる方も いらっしゃると思うんですけれども 昨年辰年のときに 他社の新春号で 正眼印の龍のふすま絵がありまして、 それを取り上げている記事がありまして、 すごい龍だなと思って、 ぜひ名立先生の作品を残していきたい というところで いわゆるコラボという形でさせていただいて、 デジタル捺染という技術で 再現して商品にいたしました。 今までも印刷するような技術というのは シルクスクリーンという形で やっていたんですけれども それだとどうしても 水墨画独特のかすれだとか そういったものが どうしても出なくて 単純に印刷するということも できるんですけれども やっぱりエシカルというところで 環境になるべく負荷をかけたくない というところで、 印刷に関してはいろいろ調べて 一年近く経ってしまったんですけれども デジタル捺染という技術がありまして、 それが従来の印刷の廃水量より 96%削減できるということで、 そういった企業さんに 印刷をお願いしたところです。 できたものを弊社のエシカルインク、 竹炭のインクで染め直して リメイクというような形で 最終的な商品にさせていただいております。」
このプロジェクトに伴い、 天然染料の改良も実施。 今月3日から名立さんの作品を表現した手ぬぐいと、 天然染料のインクの販売を開始しています。 現在は浅麓工業企業組合と 正眼院で販売していますが 今後は順次販売場所を増やしていく計画。 小諸市のふるさと納税の返礼品としても 参加する予定です。 あわせて様々な産業廃棄物から抽出した 多様な色のインク展開も 開発していきたいとしています。
「まずは知って頂きたいというところが 一番ではあるんですけれども、 名立先生亡くなってしまいまして、 そういうところから 小諸市にこういう水墨画家がいたよ というところで、 SNSでもそうですし 様々なところで発信して できる限り多くの方に 知って頂きたいと思っています。 今は小諸市内の放置竹林などを伐採したものを インクにしているんですけれども、 それだけでなく飲食店から出たような残渣だとか そういったものを使って インクにしたりだとか ノベルティにしたりだとかで 活動していきたいと思っております。 浅麓工業はですね50年あまり衛生協として 小諸市に携わってきていますけれども またエシカルというところで 新たに展開をしながら 活動をしているところであります。 てぬぐいは弊社と正眼院さんの方で 販売をしております。 今はてぬぐいはふすま絵一つなんですけれども 帰山先生の他の作品も シリーズ化していきたいとは考えておりますので、 またそういった折に 手に取っていただきたいと思っております。 またインクも弊社で販売しておりますので、 ぜひ立ち寄って頂きたいと思っております。 よろしくお願いいたします。」